砥上岳 497メートル
「展望豊かな史跡めぐりの山」

砥上岳山頂  福岡山の会 筑紫野市と朝倉郡夜須町にまたがる夜須高原の最高点は砥上岳である。

 平成四年に夜須高原で全国植樹祭が開かれたが、その会場は現在、夜須高原記念の森として整備されており、休日には家族連れで賑わっている。

 砥上岳登山の一般的なルートは、麓の砥上神社から登るルートである。
 
 福岡方面からは、国道三八六号の石櫃の信号から左折して夜須高原に向かう。砥上神社を探すが、平成一一年十月現在バイパスの工事中で道が分かりづらい。甘木市からは国道386号のバイパスを福岡方面に向かい、持丸の交差点を直進し、弥永の先で右折して夜須町へ向かう県道77号のバイパスに入る。右手に砥上岳が見えるので、砥上神社の位置も見当がつけやすい。
松延池からの砥上岳の遠景  砥上神社(中津屋神社)は立派な神社だ。駐車スペースもある。砥上岳登山についての新しい案内板もある。ここから山頂まで三キロとあり、家族連れには手頃なコースだ。

 神社の裏からしばらくは林道を歩く。古いがしっかりした標識が付けられている。やがて山道に入るが、道幅が広くよく整備されていて歩きやすい。
ふもとの砥上神社 「みそぎの原」と呼ばれるところまで来ると、ここにも立派な案内板がある。頂上まであと七百メートル。

 山家の分岐を左に見て登り、やがて標高四九七メートルの砥上岳の頂上に達する。展望が素晴らしい。耳納連山や古処山地や背振山地がきれいだ。弁当を広げてゆっくりしよう。冬の日だまり山行には最適である。

 下山は頂上から東に向かう急坂を降り、坂根の集落に至る。車道を歩いて砥上神社まで戻ると良い。
ひずめ石 この砥上岳には、四世紀末に神功皇后が新羅出兵の際に武運を祈るために登られたと伝えられている。頂上の説明版にはこのことが詳しく書かれている。登山道にも「みそぎの原」や「ひずめ石」など神功皇后に関連した数々の史跡がある。頂上近くの「かぶと石」には、神功皇后がこのかぶとをかぶって新羅に渡ったとの説明がある。

地名の「夜須」は神功皇后が大和朝廷に従わない豪族を滅ぼして「わが心すなわち安し」と語ったからだという。

 神功皇后伝説については、中尾七平氏の『「日本書紀」と考古学』(海鳥社)に詳しいので紹介しておく。
さやん神 【タイム】
砥上神社(五〇分)みそぎの原(一五分)かぶと石(一五分)砥上岳(二〇分)(一〇分)鉄塔(三〇分)坂根(三〇分)曽根田(二〇分)砥上神社
みそぎのはる ▼2万5000図=二日市
▼バスの場合は国道三八六号の石櫃バス停から五〇分ほど歩いて砥上神社に着く。帰りは曽根田の角を直進すると篠隈バス停に至る。
▼夜須高原には様々な施設がある。特に「夜須高原記念の森」は子供を遊ばせるのにいい。楽しい施設が無料で利用できる。
▼冷水峠から夜須高原を経て秋月に降りる九州自然歩道の散策も楽しい
かぶと石

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