大平山 315メートル
「展望のよい甘木市民の憩いの山」

大平山の山頂  大平山は甘木市の中央に位置する山だ。標高は315メートルと低いが山頂からの展望はなかなかのものである。天気のいい日には遠く湧蓋山や多良岳が望める。以前は四方から登山道があったが、近年では荒れていた。最近になって地元の立石商工会青年部の方々の御尽力で山頂や登山道、標識などが整備され、登りやすくなっている。ふもとの立石小学校では3年生全員が鍛錬遠足ということで、大平山に歩いて登っている。
山頂のベンチ 甘木市内の展望がいい
 大平山へのメインルートは堤の迫不動尊登山口である。国道386号線を甘木市内から日田のほうに向かい、バイパス分岐の古賀茶屋の交差点(この右角にはお菓子のかぐらやとお弁当のヒライがある)を左折する。そのまま直進してバイパスを横切ると「甘木海洋センター」「甘木市衛生センター」「甘木市火葬場」の標識があるので、そちらにまっすぐ進む。海洋センターの上の道路の左側に「大平山登山口」の大きな標識があるので、そこから入る。50メートルも進むと迫谷不動尊と呼ばれている神社がある。ここが大平山の登山口だ。数台分の駐車スペースがある。ここから大平山山頂まで1.4キロの標識がある。
 しばらくは林道をジグザグに歩く。登山口に車止めがあるので安心して歩ける。気持ちのよい林道を30分ほど歩くと広場がある。ここにはトイレも6箇所設置されている。大平山山頂まで500メートルの標識がある。

 ここからの急登はなかなかこたえる。雨の後は滑りやすい。ザイルも設置されているが体重をかけすぎないように注意する。急坂が苦手な人は左側の巻道を歩くとよい。ここを登りきると後は平坦な道。柿原への分岐の標識があり、山頂まで250メートルとある。やがて大平山の頂上だ。

 ここからの展望は本当に素晴らしい。甘木市街が一望できる。耳納連山や背振山系が見事に望める。登ってきたかいがあるというもの。山頂は整備され、国旗掲揚台やベンチも設置されている。登頂の記念碑や標識もたくさん立てられている。弁当を開いてくつろぎたいところだ。頂上は広いので、子供が遊びまわるのにもよい場所だ。

 下山は往路を引き返してもよいが、別の下山ルートもある。甘木公園まで林道を歩くルートもあるが、ここではうらうめデイケアセンターの方に降りてみよう。大平山の山頂から林道が延びているので、これをジグザグに降りる。稜線上を走っているところもあり、展望がいい。作業車以外の車が入ってくることはないのでのんびり歩ける。やがて「甘木公園」と「うらうめ」の分岐に出る。「うらうめ」の方に降りると、すぐに舗装路になり、やがて国道386号線のバイパスにぶつかる。左折してしばらく歩道を歩くと先ほどの「甘木海洋センター」「甘木市衛生センター」「甘木市火葬場」の標識に出る。近道もある。バイパスの歩道を歩き、最初の左側の分かれ道を曲がると、あまぎあさくら霊園の前を通る。やがて右側に甘木海洋センターの駐車場を見る。大きい道に出るとそこは先ほどの登山口だ。

 大平山は短時間で登れるのでファミリーハイクに適している。下山後に甘木市海洋センターのプールで遊ぶのもよいし、甘木公園側に下山して遊具が豊富な甘木公園で遊ばせるのもよい。大平山はいろいろな楽しみ方が出来る山である。

 なお、甘木市持丸の大嶽神社からのルートも整備されているので登ってみたい。この神社は地元の持丸では「おだけさま」と呼ばれている。本堂とお篭り堂があり、すぐ横で小さな渓流が音を立てていて、感じのいいところだ。

【タイム】
迫谷不動尊登山口(30分)休憩所(20分)大平山(25分)国道バイパス出会い(35分)迫谷不動尊登山口

▼2万5000図=甘木
▼バスの場合は西鉄甘木バスセンターから日田行きのバスに乗る。石の橋下車。バスセンターからはタクシーも利用できる。
▼甘木市海洋センターのプールは楽しい。幼児向けのプールやジェットバスもある。全天候型で年中利用できる。清潔な施設で、値段も安い。
▼大平山近くの安見ヶ城山は戦国時代に秋月氏の出城があった山で、豊後大友氏との激戦地である。
▼最近、甘木公園北側グラウンド周辺がまた整備され、トイレや休憩棟があるところから直接大平山に登る林道ができた。付近にはバーベキューなどができる施設もある。
         (取材協力 あまぎのふっくん)

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