目配山  423メートル
なだらかな稜線のハイキングコース

目配り山山頂   福岡山の会  朝倉郡三輪町には古事記神話の大国主神を祭っている大己貴神社がある。通称「おんがさま」と呼ばれている。平成十三年に御鎮座千八百年という。日本で一番古い神社との説もある由緒正しい神社である。ここには「歴史の里公園」という「古事記」をテーマにした公園が設置されている。「ヤマタノオロチ」や「因幡の白うさぎ」を題材にした遊具がある。子供を遊ばせるのにいいところだ。きれいなトイレもある。

 目配山はこの大己貴神社が登山口になる。福岡方面からは国道三八六号を下り、久光橋から左折してバイパスに入る。大己貴神社への標示のある弥永の信号を左折するとすぐだ。
大平山トンネルから見た目配山の遠景  公園の駐車場に車を止め、神社の左側の車道をまっすぐ進むと、湯の口池がある。この辺りが分かりにくいが、池の右側を回り込んで注意深く探すと「目配山登山歩道」の標識がある。ここには最近新しい標識も設置されている。

 ビニールハウスを右に見て山道に入ると、いきなり深山気分になる。登山道は明確で迷うことはない。アップダウンがなく、のんびりと歩ける。枯れ草を踏み、自然の土の上を歩く。展望はないが、時折の日だまりが心地よい。中腹を歩いていると、人の気配を感じて山鳥がバタバタと飛び立つ音にびっくりする。この山は野鳥の宝庫だ。

 先ほどの「目配山登山歩道」の標識を何度か見る。「三輪境界線」の標柱もある。これは甘木市の隈江と三輪町の栗田の境を歩くルートだ。
登山口の歴史の里公園  甘木市安川方面の展望が開けると、最後の急登になり、目配山の頂上に出る。大己貴神社から頂上までおよそ4キロの道のりだ。標高四二三メートル。ここには国旗掲揚台が設置されている。三輪町の新町一歩会が立てた標識もある。耳納連山や夜須高原の砥上岳、甘木市街や三輪町方面が見渡せる。神功皇后が筑紫平野を平定して、ここから支配地を眺められたことから目配山の名がついたということだが、確かに展望はよい。

 下山は三輪町栗田方面に降りるルートもある。山頂から北側の階段を下り、林道を伝う。ゴミ処理場を右に見て降りていく。車道が長いが、交通量は多くないので、のんびり歩ける。この辺りには鶏を放し飼いにしている民家もあり、のどかなところだ。

 甘木市と夜須町を結ぶ県道七七号のバイパスにぶつかるので、これに沿った歩道をたどると大己貴神社に帰り着く。
【タイム】
大己貴神社(八〇分)目配山(一〇分)林道終点(六〇分)バイパス出会い(四〇分)大己貴神社

▼2万5000図=甘木
▼この山は標高は低いが、歩く距離は長い。アップダウンの少ない快適な散歩が楽しめる。夏場は蜘蛛の巣に悩まされるが、他の季節はよい。
▼アプローチには車が便利だが、バスの場合は国道三八六号の三輪町の新町バス停か依井で下車。車道を二〇分で大己貴神社に着く。
▼栗田から車道を利用して林道をつめると、登山口から一五分で登れる。
▼奈良県桜井市に「三輪山」という山がある。古来、聖なる神の山として崇められてきた。標高467メートルだが、山容が目配山に似ている。この地域には「三輪」「朝倉」という地名もある。神功皇后伝説もある。安本美典氏の「邪馬台国東遷説」によると、邪馬台国はあまぎあさくらにあり、東に進んで(いわゆる神武東征)大和朝廷を建てたということである。目配山の他、砥上岳や宝満山にも神功皇后伝説は多く残されている。

邪馬台国の会ホームページ

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