遠見岳           〜熊本県牛深市〜

          一九九七年一月二五日(土) 遠見岳 ヨシキ・ユリ
魚見台登山口(10:05)→(10:25)遠見岳(10:40)→三日月台→望洋の丘→シャリンバイの丘→(12:20)魚見台登山口  

 熊本に帰省したので登山をすることにした。高良山と鳥類センターとの抱き合わせプランに味を占めた私は、熊本でもこれをやろうと考えた。そのためには登山は楽な方がいい。天草の西のはずれの牛深の近くの遠見岳に登って、その後で本渡の天草海洋レジャーランドで遊ぼうという計画を立てた。ヨシキとユリは「海洋レジャーランドに行く。」と騒いでいるが、実は私の目的は遠見岳の方にある。

 六時起床。六時二〇分出発。三角から天草五橋を渡ると明るくなる。松島のヒライで朝食にする。ヨシキとユリはヒライのサンドイッチを喜んで食べていた。熊本から三角まで四〇キロ、三角から本渡まで五〇キロ、本渡から牛深まで四〇キロと、距離にしたら大変なものだが、ラッシュがなく、道も整備されているので、天草の運転はとても快適である。ヨシキとユリは海を味わって喜んだり、二人で「バブごっこ」をやって三時間の道のりを退屈せずに過ごしていた。天気も良いので楽しかった。
                         

遠見岳山頂
 魚貫崎海水浴場から車道を登って魚見台登山口。風が強かった。しかし展望は素晴らしい。ここから標高二二四メートルの遠見岳までわずか二〇分。楽勝だった。途中でヨシキとユリは松ぼっくりをたくさん拾っていた。テレビの「ドラゴンボールGT」で、松ぼっくりを七個拾うと願い事がかなうらしい。頂上からの展望は素晴らしく、ユリは「海がきれい」と叫んでいた。ヨシキはユニークな木切れを拾って「これはブーメランだ。」と振り回していた。

 山中の散策に出かける。アップダウンなく自然を楽しめる。シャリンバイの丘から周遊して魚見台登山口に戻ろうとしたが、このルートはやや荒れていた。お日様に雲がかかって一時的に薄暗くなったこともあって、ユリが固まって歩かなくなってしまった。表情が暗い。ユリは坂道の下りには弱い。その点ヨシキは難なく歩いていく。二人の体力の差はそれほどないように見えるが、怖がらない力、冒険心はヨシキが強い。遠回りになるが引き返すことにした。ヨシキは引き返すことを嫌がって、「パワーの無駄遣いだ。むかつく。ユリちゃんのせいで。」と怒っていた。
 二人ともお腹が空いたというので、シャリンバイの丘で昼食にする。おにぎりと三回連続のサンポー焼き豚ラーメンだ。海を眺めながらの楽しい昼食だ。

 下山後は予定通り、本渡の天草海洋レジャーランドに行った。水族館を見学して、アシカショーとイルカショーを見て、海の上を渡るロープウェイに乗った。実質的に生まれて初めてロープウェイに乗ったヨシキとユリは喜んでいた。ヨシキは「ロープウェイが海に落ちたらいいのに。そしたら僕は海の中で魚を捕って生きていく。ロープウェイを僕の家にするんだ。」などと面白いことを言っていた。 

トップページへ戻る   登山日記目次へ戻る