金峰山           〜熊本市〜

             一九九五年八月一六日(水) 金峰山  父・妻・ヨシキ・ユリ
             大将陣(7:45)→(9:10)金峰山(10:00)→(10:55)大将陣

 金峰山に登るのは久しぶりだ。昨年四月に母親とヨシキと三人で登って以来一年四カ月ぶりになった。この間、ヨシキとは何回か帰省していたのだが、天気に祟られて登山ができないことが多かった。一年半前の正月にはヨシキは三歳だった。ユリは一歳だった。あの時はユリを預けて、父・妻・ヨシキと四人で登った。しかしいまヨシキは五歳である。ユリもこの秋には三歳になる。ユリ百合は五月に独力で高良山に登っている。金峰山は高良山よりはきついが、なんとかやれるかもしれないということで、ヨシキのおじいちゃんである私の父と親子四人と五人での登山になった。

 真夏なので早朝登るべきである。早起きして出発した。身支度をして出発する。歩き出すとヨシキは快調だ。どんどんかけ登っていく。おじいちゃんと二人で歩いている。たちまち姿が見えなくなり、私と妻とユリは取り残されてしまった。ここからしばらくはのんびりした登山になった。

 苦戦を予想されたユリも調子はいい。危険箇所はダッコされたりするが、基本的には自分で歩いていく。ミミズを見ては立ち止まり、工事の発破の音を聞いては「ワーワー花火だ」と叫んだりする。時々休んであめ玉をもらったりする。中腹の休憩所に四〇分でたどり着いたのには驚いた。ヨシキは二歳九カ月の時にここまで六〇分、三歳一カ月の時に四五分かかっている。ユリはいま二歳一〇カ月である。体力的な成長のペースはヨシキよりも随分早い。
                                  

山頂にて





 「あと四〇〇メートル」の標示を過ぎると、ヨシキの声が聞こえるようになる。「よっちゃーん」「ゆりちゃーん」とお互いに叫びながら歩くと、おじいちゃんとヨシキが待っていた。ヨシキの調子は良く、結構長い時間、私たちを待っていたようだ。ヨシキと一緒になるとユリも元気が出る。二人で競争しながら山頂まで登ってしまった。

 ところが残念なことに山頂の売店は休みだった。シャッターが降りている。ヨシキとユリは期待していたアイスクリームが食べられない。また「金峰山のユリちゃん」こと「りなちゃん」にも会えなかった。ただ自動販売機は使えるので、ジュースを買って飲んだ。山頂の金峰神社に参拝して、有明海の展望を楽しんだ。飴やビスコを食べてゆったりした。至福の一時を過ごすことができた。
 下りもヨシキとユリは快調だった。特にユリは眠るのではないかと心配したが、部分的にダッコするぐらいで済んだ。ヨシキは私とあまり変わらないペースで駆け下りていった。ヨシキと本格的な登山ができる日も近いようだ。この夏には父子で古処山ぐらいは登ってみようと思う。キャンプ生活の準備も始めていいのではないかと思った。

 この時の山頂で撮った写真を翌年の年賀状に使った。このところ毎年ファミリー登山の写真を利用している。平成六年が夜須高原砥上岳、平成七年が天拝山、平成八年が金峰山だった。次はいよいよ古処山あたりにしたいものだ。

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