古処山           〜福岡県甘木市/嘉穂町〜

         一九九五年一月一六日(月) 古処山  村上一朗夫妻・ヨシキ
秋月登山口(10:20)→(11:15)林道駐車場(11:25)→(12:20)水舟(13:00)→(13:15)古処山(13:45)→水舟(14:00)→林道駐車場(14:30)→(15:10)秋月登山口

 昨年八月に読書会で九重の大船林道を歩いたときに、ヨシキは村上一朗さんの大ファンになった。その後もたびたび「村上さんとお山に行く」「村上さんとなら古処山に登りきる」と言っていた。一二月の読書会クリスマス会の席でヨシキは村上さんに「村上さん、古処山に登りましょう」と言っていた。こちらからも「機会があればお願いします」と頼んでいたところ、冬の三連休の最終日に実現する運びになった。

 私はヨシキと昨年一二回の登山をした。そのうち八回は山頂までたどり着いたが、登頂できなかった四回はすべて古処山だ。古処山は私にとって地元の山であり、一番多く登っている山だ。「ヨシキと古処山に早く登りたい」という気持ちは高まっていた。
                         

古処山頂上
 
 ところが先日福岡山の会のHさんから、子供を無理やり山に連れて行くことの問題点についてアドバイスを受けた。Hさんは口は悪いが真情あふれる方である。小さい頃に親の趣味で強引に登山をさせると、長じて山から遠ざかる危険性があるということだ。自然に親しむ子供に育てたいのなら無理させない方がよい。大人の足で三〇分の山なら三時間は取るべきだ。ファミリー登山を積極的に行った親子のその後を追跡調査したら面白いのではないか。おおむねこのような話だった。

 村上夫妻は娘のトモコさんの車で見えられた。準備をして登山開始。天気はいい。ヨシキはお手手をしながら元気よく登って行く。村上さんとのお山は楽しそうだ。中腹の林道駐車場まで五五分。これは過去最短時間だ。希望が出てくる。ここで村上さんの奥さんが準備なさった林檎ジュースを飲んで一息入れる。

 
 標高があがってくるとヨシキもくたびれてぐずり出す。「水舟はまだね」「もうすぐよ」のやり取りが多くなる。水舟到着は出発からちょうど二時間で、これも過去最短時間だ。この辺りになると雪があったり、凍結していたりして滑りやすい。既にお昼を過ぎているのでここで昼食にする。奥さんがヨシキのためにおいしいおかずを用意してくれていたので、それをおいしくいただいた。

 水舟に着いたときには「頂上まで登りたいな」と呟いたヨシキも昼食がすみ、午後になって眠くなってしまった。残念ながら村上さんの背中に負われての古処山初登頂になった。しかし頂上に着くとよみがえって、元気に飛び回っていた。これも奥さんが持ってこられたチョコレートをかじっていた。山頂は雪がとけてじゅくじゅくにぬかるんでいた。

 村上さんにおぶわれての下山になった。舗装路にでるまでヨシキは一歩も歩いていない。ただ、登山道がぬかるんで滑りやすく、無理に歩かせようとしたら何度も転び、泥だらけになって、悲惨なことになったかも知れない。残念だが今回は仕方がないだろう。真冬の古処山はファミリーではなかなか厳しいということ。私の宝満山からの帰宅が遅れて、出発時間が遅くなったことも反省点だ。古処山の頂上で昼食にできれば少なくとも登りは歩かせることができたかも知れない。

 帰宅後に私の家でぜんざいを食べた。そのあとは八田までお送りした。村上さんとはまた山に行きたい。ヨシキには若杉山もいいのではないかという話をした。頂上付近に売店があるからだ。

トップページへ戻る   登山日記目次へ戻る   読書会のページへ戻る