天拝山           〜福岡県筑紫野市〜

        一九九四年一〇月二三日(日) 天拝山 妻・ヨシキ・ユリ 
武蔵寺・天拝公園(10:40)→(11:05)荒穂神社(11:15)→(11:40)天拝山(12:25)→(13:00)武蔵寺 

 家族四人で天拝山に登るのは初めてだ。ヨシキと登ったのが昨年の今ごろだった。中村屋のお握り弁当を買って、二日市に向かった。武蔵寺周辺の駐車地探しに苦労した。二歳になったばかりのユリを私が背負い、妻が荷物を背負い、ヨシキを連れて歩き出す。今日はヨシキの調子があまりよくない。ぐずぐず言って遅れている。天拝山の自然歩道はあまりにも整備されているので子供には単調なのかも知れない。

 荒穂神社からは百合も歩かせる。意外に調子よく歩いて行く。階段にさしかかるとヨシキは絶好調になる。「ぼくが先に行くからね」とみんなを先導する。ユリもお手手をしながらだが、自分の力で登っていく。結局六〇分で山頂に着くことができた。
                  

天拝山の頂上
   山頂ではまず昼食。中村屋のお握り弁当を山で食べるのは久しぶりだ。とてもおいしい。展望台に上がる。ここは安全確保がなされていて、子供でも安心して遊べる。天気もよかったので展望はなかなかだ。標高は二五八メートルと低いが、天拝山からの三郡山地や古処山地、筑紫野市街の眺めは味わいがある。太宰府に流された菅原道真公はこの山の山頂から天に向かって無実を訴えられたと言われている。

 山頂の「天拝山」の標識の前で写真を撮る。今回の登山の目的の一つは来年の年賀状に使える写真を撮ることだった。人の多い天拝山頂ではシャッターチャンスをつかむのが難しい。「写真を撮ってあげましょう」という人が何人も現れてシャッターを押してもらった。
 下山は飛ぶように降りた。下りの時間は三五分しかかからなかった。天拝公園でしばらく遊んだあとで帰途に着く。ヨシキが「アイスクリームが食べたい」としつこく言うので、妻から「山に登ったらアイスクリームを食べさせる習慣がついてしまったのはよくない」と責められてしまった。

 天拝山頂で撮った写真を現像したが、出来がよくない。七五三の写真にしようか迷った。今年の年賀状は夜須高原砥上岳の写真だった。それ以前は丸山公園でヨシキが走っている写真やユリのお宮参りの写真を使った。できれば山の写真を採用したいが、もう一度家族で山に行くのは困難だと困っていたところ、筑紫野市在住の写真家であるIさんから手紙が届いた。実はこの日の登山中に私たち親子は石橋さんから呼び止められて写真を何枚か撮ってもらった。Iさんは親切にもその写真の一枚を大きく引き延ばして送ってくださったのである。そしてなんとその写真がいい写真なのである。早速Iさんに電話をかけて、ネガをお借りできないかとお願いしたところ快諾を得た。来年の年賀状が出来上がるのが楽しみである。

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