龍田山           〜熊本市〜

      一九九四年三月一二日(土) 龍田山 岩本税・ヨシキ 
立田貯水池(16:05)→(16:30)龍田山(16:35)→城見坂展望所→豊国台公園→(17:05)立田貯水池

 熊本に帰省してヨシキと雁回山に登るはずだったが、この日は雨になった。それでというわけではないが、私の熊本の高校時代の恩師である岩本先生のお宅を訪問することにした。岩本先生は済々黌の日本史の先生であり、演劇部の顧問だった。そのころから既に郷土史関係の著作があった。熊本県高校演劇連盟の事務局長も務められた。天草工業高校の校長として退職されてもう四年になる。現在でも大学講師として活躍されている。また郷土史関係の著作に追われる日々を過ごされている。岩本先生は私にとって「あるべき教員の姿」であった。

 岩本先生のお宅は熊本大学と済々黌の近くにある。ここは龍田山の麓である。岩本先生は昨年の秋から毎日のように龍田山を散歩しているとのことである。自宅から歩いても往復一時間ぐらいとのこと。龍田山には私は関心を持っていた。自然を愛する会の機関誌「連山」に連載中の田中琢磨氏の「ワンディハイク」に龍田山の紹介が載っていた。高校時代に部活動で龍田山に登り、発声練習をした記憶がある。また中腹の豊国台は校内マラソン大会の中継地点でもあった。標高は一五二メートルと低いが、ヨシキと登るにはいいのではないかと考えていた。

 岩本先生が「龍田山に登ろう」とおっしゃったのは望外の喜びだった。夕方になって雨は上がっていた。時間が下がっているのでフルコースは無理だが車で行けるところまで行って登ることにした。立田貯水池の手前に駐車して歩き始める。車道歩きだが、車が進入禁止になっているので楽しく登れる。岩本先生との話に夢中になってついつい由幾を忘れがちになる。この山はよく整備されている。ゴミがない。標高の割に展望もよい。急なところもなく山頂に着く。写真を撮ってすぐに下山する。

    

龍田山の山頂で岩本先生とヨシキ
   城見坂展望所からは熊本市街や金峰山、小萩山、熊本城、花岡山が見える。ヨシキは「富士山はどこですか」と叫んでいた。豊国台公園は過去の記憶が全然なかったが、立派に整備されていた。ヨシキは展望台の登り降りを楽しんでいた。夕方になって疲れが出てきたのかヨシキはぐずり出す。最後は岩本先生が「オンブ」してくださった。

 歩きながら岩本先生に龍田山の解説をしてもらったが、何本もの遊歩道があるようだ。周辺には細川家のお墓や細川もりひろ氏の住まい、徳永直の文学碑などもある。なかなか奥の深い山のようだ。また来ることにしたい。 
  

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