目配山           〜福岡県朝倉郡三輪町〜

            一九九四年二月一三日(日) 目配山 ヨシキ 
林道分かれ(9:15)→登山口(9:45)→(10:10)目配山(10:45)→登山口(11:10)→(11:40)林道分かれ

 目配山は夜須町にある標高三〇〇メートルほどの山だ。夜須町では元旦に初日の出登山が実施されている。夜須町の中心部からでも十分登ることのできる山のようだ。目配山はあまぎのふっくんの紹介で知った。昨年一一月にはわざわざ連れてきてもらった。その時は登山口まで車で来て、そこから往復二〇分だった。そこで今回は舗装が切れている焼却所との分岐地点に駐車してそこから林道を歩くことにした。大変な寒波が日本列島を襲っていたが、この日は快晴だった。寒いが天気はよい。冬の日溜り山行の出発だ。
          

目配山への登山道の途中で
   林道歩きは手がかからない。ここだけならユリでも歩ける。ただ雪のあとでドロンコ道になっているところがある。それで用意していた長靴が役に立った。晴れていて暖かいが日陰になると寒い。ヨシキは「手が冷たいからこの山は嫌だ」と言っていた。手袋を用意するべきだった。

 登山道に入る。やや急なところもあるが大したことはない。飴をしゃぶりながら登っていく。登ると展望が開けたりする。雪が残っていたのでヨシキは崩して喜んでいた。「これはお父さん雪だからつぶそう。これはおにいちゃん雪だからつぶそう。でもこれは小さい赤ちゃん雪だからこのままにしておこう」などと言っていた。楽しそうだった。
 ヨシキは歩きながら今までの登山を振り返っていた。「僕が金峰山に登りきったときに雷がなっていたね」とか「金峰山に蛇がいたね」とか言っていた。「雷」とは工事の爆薬の音である。「金峰山の蛇」とはミミズのことである。子供の記憶力というのは面白いものだ。

 山頂は展望がいい。我々二人だけの山頂だ。一〇時過ぎで昼食には早いのでおやつを食べる。かっぱえびせん・ココア・フルーツ缶詰・プリンである。母親からは食べさせ過ぎだと非難されるが、山にきて食事をするのは大きな楽しみだ。ヨシキと山にくる機会がどれほどあるというのか。この楽しみは捨てがたい。

 ヨシキは山頂で「景色がきれいだ」と叫んでいた。「なにがきれい」と聞くと「お山とたんぼがきれいだ」と夜須高原や朝倉郡夜須町・三輪町を指さしていた。下りの林道では大きな岩を見て、「これはバルタン星人の卵だ。生まれたら大変だ。冷凍光線を浴びたら僕は氷になってしまう。」と言って走って逃げていた。

 正月の金峰山以来久しぶりのヨシキとの登山だった。私と二人だけの登山で成功したのは昨年一〇月の天拝山以来だ。ヨシキと山頂を極めた山は、高良山・金峰山・天拝山・砥上岳に続いて目配山が五番目になった。昨年はヨシキと一〇回山に登り、六回成功した。今年は一五回の登山と新たに五つ以上の山の頂に立つことを目標にしたい。昨年失敗した黒岩山の他に基山・立花山・万年山・若杉山・伐株山などを考えている。熊本からは雁回山・小岱山・三角岳などを考えている。そして今年中には是非古処山に登りたい。もちろん高良山・金峰山・天拝山には繰り返して登るつもりだ。

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