高良山      〜福岡県久留米市〜

  一九九三年五月五日(水)  高良山     たくくん・けいくん・ゆうちゃん・まりちゃん・ヨシキ
  王子宮(9:45)→(10:45)高良山森林公園(11:50)→(12:35)王子池(12:45)→(12:50)王子宮

 ヨシキとの高良山登山の成功から二カ月半が過ぎた。この間天拝山と金峰山の登山に失敗したことから、功を焦らずに高良山に確実に登れるようにしようという方針を定めた。子供の日に再び高良山登山を企画した。妻と三人でとの話もあったが、この日はユリを預けることが困難で私と二人での計画を立てていた。ところが前日に近所の子供が遊びにきて、妻が「一緒にこないか」と話をして、なんと子供五人を「引率」して高良山に登ることになった。この四人は近所の子で私はよく知っている。ちょうど小学校の三・四・五・六年生だ。ヨシキはいつも遊んでもらっている。この日の登山でもずいぶんかわいがってもらった。

 甘木を九時に出発する。連休最後の日だがラッシュはなく順調に走って久留米に入る。登山口も車であふれているわけではない。昨日に続いて天気はよい。気持ちよく六人で出発する。ヨシキはゆうちゃんに手を引かれたりしながら黙々と登る。みんなで遊んだりしながらゆっくり登った。途中で神社のおじいさんから竹の子をもらったり、ヨシキはお菓子までいただいた。一度けいくんの水筒のお茶をもらって休憩したが、ヨシキはまったくぐずることなく前回よりも時間短縮して六〇分で高良山頂に着いた。

森林公園の売店前広場
  山頂では一時間余りの時間を過ごした。みんなで弁当をたべたり、売店や出店でお菓子や飲物を買った。とうもろこしやホッドドッグ、フライドポテトなども売っていた。風船で遊んだり写真を撮ったりもした。今日の高良山は子供の日ということで、人と車であふれていた。特に車が多くてひどい渋滞だった。歩いて登ったほうが早く着くのではないかと思えるほどだった。
  
下山にかかった。下山時には何人かの登山者とすれ違ったが、2月14日に登ったときよりも少なかったように思う。連休最終日だからだろうか。前回は下山時に疲れが出てわがままになり悪戦苦闘したので、今回も覚悟していたが、今日のヨシキはよく頑張った。安定した歩きでとうとう最後まで独力で歩き通した。倒木があって手を貸そうとすると「いい」と言って自分で乗り越えていた。この間ゆうちゃんさんにずいぶん励まされていた。
 王子池で休憩した。子供たちは一生懸命おたまじゃくしを採っていた。水に落ちるのではないかとひやひやしていた。巨大なおたまじゃくしを池にもどして車の所まで帰ってきた。帰りの車の中ではヨシキはたくくんに遊んでもらっていた。とうとう眠らずに一時半過ぎには甘木に着いた。それどころかその後公園に遊びに連れていってもらって、夕方四時まで帰ってこなかった。体力が着いてきたようだ。目を見張るばかりの成長がうれしい限りだ。

 ゆうちゃんは小学校三年生だが、登山は初めてということで倒木を見て「山は怖い」と言っていた。しかし山頂では楽しかったらしく満足していたようだった。けいくんは重い荷物を自ら進んで持つなど「おにいちゃん」になってきたようだ。まりちゃんはヨシキが生まれてからずっとよく面倒を見てもらっている。感謝している。今回用意した背負い子はまりちゃんからもらったものだ。たくくんもう来年は中学生だ。子どもたちのリーダーとして全体をよくまとめていた。勉強も大変そうだ。

 帰りの車の中でみんなと「今度は古処山に登ろうか」という話をしたが、ヨシキは「古処山には登らん。富士山に登る。」と言ってみんなに笑われていた。さらにヨシキは「天拝山はいや。金峰山も行かん。高良山がいい。」とか、「今度はたくにいちゃんとけいにいちゃんとゆうねえちゃんとまりねえちゃんとユリちゃんとお母さんとで行こう。ユリちゃんはベッドに乗せて行こう。お父さんは置いて行こう。みんなで楽しく行こうね。」などと言っている。

 ヨシキとの登山はこれで二勝三敗になった。高良山に二勝一敗、天拝山・金峰山にそれぞれ一敗である。高良山にあと二回ほど登って、その後で他の山に挑戦してみようと考えている。失敗した天拝山や金峰山に登りたい。立花山や基山にも行きたい。熊本の雁回山や三角岳・小岱山も魅力だ。しかし焦りは禁物だ。ヨシキがこれほど「高良山がいい。」と言っているのだから無理強いはよくない。母親と一緒に行くのもいいだろうし、御井町からのルートで登るのもいいだろう。

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