古処山・遊人の杜       〜福岡県嘉麻市〜

                2006年8月14日(月) 古処山  単独
           遊人の杜(6:10)→(7:35)古処山(7:40)→(8:20)遊人の杜

 子供が大きくなってくると家族登山も家族キャンプも困難になってくる。この夏休みに家族4人で行動するのはただ一度だけだ。近場の「遊人の杜」に泊まりに出かけた。

 「遊人の森」は朝倉市から見ると古処山の反対側にある。かつては古処山キャンプ村と呼ばれていた。施設が新しくなり、4年前に「遊人の杜」としてスタートした。私たちは昨年の夏に初めて利用した。今年の5月に2度目の利用、そして今回が3回目だ。3回目ともなると勝手が分かり、利用しやすくなってくる。15時に家を出て15時半過ぎに到着する。

      
                                              

遊人の杜のログハウス「やまざくら」

行く途中に千手の川原で水遊びをしている人達を見た。たくさんの車で来て、バーベキューもしている。ディキャンプさながらだ。最近整備されて利用が増えているとのこと。

 遊人の杜に到着して、入所手続きをしてログハウスに入所する。今回も「山桜」だ。この位置は車の出し入れや水遊び、登山に便利なので気に入っている。新しくて清潔なログハウスは気持ちよい。

 まずは川遊びに行く。ログハウスから歩いて5分ほどの古処山登山口に谷川があるが、水が冷たくて気持ちよい。ヨシキもユリも童心に帰って楽しんでいた。

 17時からバーベキューのための火おこしだ。ヨシキもユリもうちわであおいでいた。ななちゃんが焼肉、芋、しいたけ、ウインナー、とうもろこし、キャベツなどの食材を準備してくれていて、炭で焼いて食べることになる。食事前のビールが美味しい。肉を焼き、塩こしょうや焼き肉のたれで食べる。仕上げは焼きそばだ。喉が渇き、お茶が減っていく。食後に売店にウーロン茶を買いに行く。

 食事が終わると、ヨシキとユリはバドミントンをする。夜になっているが照明設備もあるので、羽が見えないことはない。

 花火の用意をしていたので、アスファルトになっていて危険がないところで親子で楽しむ。打ち上げ花火はもちろん禁止されている。花火は幻想的で楽しかった。

 夜になると急に涼しくなってくる。朝倉市内だと夜になっても暑い。この違いは何か。遊人の杜の標高は500メートルほどなので、その差ももちろんあるが、街でなく自然の中だという環境の違いもあるだろう。車で30分の距離にこんな素晴らしい施設があることをありがたく思う。

 夜が更けると、ヨシキは夏休みの宿題を始めた。ヨシキの夏休みは残り少ない。さすがに高校生になると大変そうだ。ユリは「古事記」の音読を始めた。読書会合宿が迫ってきたのでその予習だ。

 私は外で腰掛けて、バーベキューの残り火を眺めていた。親子キャンプをするようになって、私は残り火を見つめるのが好きになった。原始人は「火」に対して恐れを抱いていた。一方で動物が使えなくて人間だけが使える火は貴重なものだった。電気のなかった原始人たちは夜になると、みんなで火を囲んで黙って炎を見つめていたに違いない。現代人にもその記憶が深層心理に残っていて、火を見つめると心が落ち着くという話がある。

 のんびりとした至福の時間を長く過ごした。子供が生まれてからの親子登山や親子キャンプの思い出などに耽っていた。こうした静かな時間は本当によい。周辺には騒いでいる若者たちもいるが、それも22時過ぎには収まった。

 夜になり、ふとんに横になる。ヨシキとユリは男女の兄妹なので普段はあまり話さないが、この夜は色々話し込んでいたようだ。兄妹が仲良く過ごしているのは親として嬉しいものだ。

 翌朝は早く目が覚めた。5時半からお湯を沸かしてコーヒーを飲んだ。毎日、朝のコーヒーを楽しんでいるが、キャンプ場では最高だ。朝の清々しさの中で気持ちよく飲んだ。コーヒーを飲みながらの夫婦の会話も短時間だが、貴重なものだと思う。

 古処山に登ることにした。過去2回はそれぞれヨシキとユリと登ったが、今回は二人とも起きなかったので、単独登山になった。朝靄の中を一人で歩くのは気持ちがよい。コーヒーを飲んだだけで登ったので空腹に耐えられずに馬攻め場であんパンを食べた。キツネノカミソリも結構咲いていた。昨夏に見たツチアケビの実も登山道にあった。歩きながらだんだんと明るくなっていくのを感じるのはとてもよかった。

 古処山の山頂はとても気持ちが良かった。江川ダム方面の展望もよかった。早朝の誰もいない山頂を独り占めするのは良い気分だ。それにしても遊人の杜からの古処山登山は標高差が少ないので時間がかからない。秋月から登るのよりも6割程度の労力だ。

 下りは滑りやすいので注意してゆっくり降りた。古処山には登って良かったと思う。運動不足になると、考え方が後ろ向きになる。歩くと前向きになれるので、登山やウォーキングは続けていきたいと思う。

 山から下りてくると、ユリが迎えに来てくれていた。みんな起きていて、朝食の準備が出来ていた。ななちゃんが作ってくれたおにぎり、紫芋みそ汁、焼きそばはどれも美味しい。

 食事が終わると片づけなくてはいけない。食器を片づけたり、ふとんをたたんだり、みんなで仕事を分担する。こういう共同作業を家族ですることもキャンプの意義の一つだろう。

 過去2回はチェックアウトのあとでバドミントンや水遊びをして、昼食を済ませて帰ったのだが、今回は早めに帰ることにした。ユリと私は午後に熊本市に出かけることになっていたからである。お盆の帰省だ。熊本まで行ってじいちゃんばあちゃんと夕食を食べて、21時半に帰ってきた。結構ハードな一日だった。

 この遊人の杜のキャンプはよかった。出来れば継続して毎年行くようにしたい。ユリが2泊したいと言っているので一度は実現させたいと思う。2泊のキャンプは1泊の3倍ほどの価値がある。涼しい自然の中でのんびり過ごしたいと思う。
  

川遊び


バドミントン


火おこし


夕食風景


花火


夏休みの宿題


古処山


朝食風景


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