高良山           〜久留米市〜

                 2004年12月26日(日) 高良山  ユリ
王子宮(8:50)→(9:30)高良山(10:00)→古宝殿城跡→四百段石段→(10:45)王子宮

 12月はなかなか山に行けなかった。この週末も子供の習い事など厳しかったが、この日の午前中だけはユリが時間がとれるということで、二人で出かけることになった。当初は古処山にしようと考えていたが、出発時間が遅くなったことと、いまセレナを車検に出していて代車の日産キューブが乗り心地がいいということで、ドライブを楽しもうということになり、長らく登っていなかった久留米の高良山に出かけた。
                                              

高良山頂


高良山にはファミリー登山の初期に繰り返し登った。1992年5月に王子宮からヨシキと初めて挑んで失敗した。このときヨシキは生後23ヶ月だった。1993年2月に初めて登頂した。ヨシキは生後32ヶ月だった。このときは登りに70分かかった。このあとユリもつれて登るようになった。友達を連れて行ったり、他のコースを利用したり、2001年11月にはやまびこ会のオフ会でも歩いた。繰り返し何度も登った高良山は我が家のファミリー登山の原点の山だった。

 近年では遠くの山を狙うようになり、足が遠のいていた。久しぶりに登ってみたいとユリが言い出した。日産キューブでドライブを楽しむのには手頃な距離だということで高良山に向かって出発した。

 懐かしい王子宮の駐車場に着く。9月に三郡山に登ったときに底が抜けた登山靴を補修していたが、これを初めて履いた。一万三千円の修理費だった。履き心地はいい。今日はこの靴に足を慣らすという目的もある。

 王子宮周辺では年末の清掃作業があっていた。人が働いている中をハイキングに出かけるのは気が引ける。王子池を過ぎると苔むした懐かしい遊歩道になる。このところ運動不足だったので、意外に汗をかき、息が切れた。久留米市街の展望が広がるとうれしい。40分で森林公園に着いた。

 売店は閉まっていた。休憩所のテーブルに腰掛けて一息入れる。しばらく休んで高良山頂をめざす。高良山の山頂は実質的には森林公園だが、やまびこ会のオフ会の時にYUTAさんたちが山頂を発見してくれた。今回久しぶりに山頂を訪れたが、道も山頂広場も整備されていた。立派な山頂標識も立っていた。

 私にとっての高良山頂である漱石句碑で休憩する。「菜の花の遙かに黄なり筑後川」

 夏目漱石は1897年3月に耳納連山を歩き、この句を詠んでいる。今から107年前のことである。文学散歩が趣味の私にとって、漱石句碑が散在する高良山周辺は魅力的な場所だ。

 ココアを作り、ゆっくりするが曇りで寒い。記念写真を撮って下山する。この間高良山頂付近では多くの登山客に会った。肌寒い日だが、高良山は人気がある。久留米市民の憩いの場だ。

  帰りは吉見嶽・北面コースを通り、古宝殿城跡から四百段の石段を下りる。道が分かりにくいところもあるが、過去の記憶と勘を頼りに降りていった。ユリは元気でデジカメを振り回していた。急がずのんびり下っていった。天気予報に反して晴れることはなく、何となく寒かったが、ハードでない山歩きを親子で楽しむことができた。

 降りたあとで、久留米のピエトロで食事をした。ここのスパゲティは子供向けのメニューもあり、辛くない。ユリは辛いカレーやスパゲティーが苦手なので、ポロネーズをおいしいおいしいと喜んで食べていた。野菜や、フランスパン、コーヒーもおいしかった。ただ二人で2900円の昼食は子供には贅沢だと思う。

 ピエトロの前にあった金文堂書店はなくなっていた。ゆめタウンの登場で久留米の街は様変わりしている。栄枯盛衰という言葉が浮かんできた。

 これが今年最後の親子ハイクになった。ファミリー登山の回数という視点では今年は厳しかった。36回→33回→26回と減少気味だったが、今年は13回にとどまった。昨年はヨシキ19回、ユリ20回だったが、今年はヨシキ3回、ユリ13回ということになった。ヨシキは鶴見岳一気登山、高坪山、親父山に登った。いずれもユリと一緒である。回数の減少は子供の成長の証でもある。ヨシキは中学2年生になり、吹奏楽部の活動や勉強に追われたりしていた。ユリも6年生になり、ピアノやエアロの予定が入ることが多くなった。私自身も仕事が忙しくなり、後半は熊本に通うことが増えたことも山に行けなくなった要因だ。残念だが、子供と登った13回は密度の濃いものだった。

 今年も目配山に初日の出登山に出かけることができたのはよかった。年始めは大分の大岩扇山、霊山に登ることができた。

 鶴見岳一気登山に昨年に続いて参加することができた。これはヨシキもついてきた。ユリが調子よく歩き、中学校で陸上部に入ろうかと言い出したのはこのころである。

 読書会で高千穂に行った。これは家族全員で参加した。祖母傾山系の親父山登山にはヨシキもユリも参加した。高千穂夜神楽見物や国見ヶ丘見学など文学歴史的にも意義があった。

 ユリと二人で法華院温泉に泊まった。雨の中を頑張って歩いたことはユリの自信になったようだ。

 後半は尻すぼみになった。目配山や高良山など近場の山にしか行けなかったが、子供と自然の中で過ごすことは大切なことだ。

 山ではないが、夏に沖縄に家族旅行に行ったことも特筆すべき事だ。この他、熊本市内の夏目漱石、宮本武蔵やラフカディオハーンの文学歴史散歩にも連れて行った。

 大きくなってきても割合親に付き合ってくれるということはありがたいと思う。来年も機会は更に減るだろうが、可能な限り山や自然の中で過ごすようにしたい。 

ヤブツバキ

山頂近くに設けられた階段

寒いのでココア飲んでいます

山頂句碑「菜の花の遙かに黄なり筑後川」

下山しています

王子池

麓の山川の漱石記念碑1

山川の漱石記念碑2

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