観世音寺戒壇院の座禅会      〜福岡県太宰府市〜
2004年7月

  ヨシキと二人で戒壇院の座禅に出かけた。彼と二人で行くのは久しぶりだ。ヨシキは部活が休みだった。6時過ぎに起床して、6時半に出発する。今日は「粥座」(しゅくざ)があるので、座禅は7時半から行われた。

 いつものように20分間座り、「勤行」(きんひん)ということで歩いて、また20分間座り、お経を唱えて、和尚さんの講話があった。暑い中で座ることの意義についての話だった。                                                 

   
 8時半から「粥座」ということで、食事会があった。御飯、みそ汁、タクアンをありがたくいただいた。前回はお粥だったが、残ったということで今回は御飯だった。お粥が苦手な私にはありがたかった。みそ汁にネギが入っていたが、ヨシキは全部平らげていた。後で「あの場の雰囲気では残すことはできなかった」と言っていた。

 その後で、「戒壇院の歴史」という講話があった。日本への仏教の伝来、仏教の広がり、鑑真和尚のこと、日本三大戒壇院の設立など興味深い内容だった。

 百人一首に阿倍仲麻呂の歌が載っている。「あまの原ふりさけみれば春日なる三笠の山にいでし月かも」という歌だ。奈良に行ったときに三笠山のふもとでこの歌のことを考えたが、これは中国で詠んだ歌とされている。阿倍仲麻呂は鑑真と一緒に日本に戻ろうとしたらしい。

 日本三大戒壇院は奈良の東大寺、下野(栃木県)の薬師寺と太宰府の観世音寺である。このうち下野の薬師寺は廃滅したとのこと。鑑真和尚が戒律を伝えるために設けられた。

 鑑真和尚が開いた唐招提寺にも行ってみたいと思った。福井の永平寺にも出かけてみたい。座禅を始めて、行ってみたいところが増えた。そう言えば永平寺の開山は1244年7月18日ということで、今日が開山760年目にあたる。

 講話の終了は10時20分で3時間近い時間を戒壇院で過ごした。とてもいい時間を過ごすことができた。6時半に甘木を出て11時半に帰り着いた。暑かったので体力的にはかなりこたえた。

 座禅に通うようになって2年近くになった。しげさんに誘われて通うようになったが。
朝の静かな時間というのはいいものだ。

 観世音寺付近の四季の変化を見るのも楽しみだ。この辺りはいろいろな植物が見られる。心を和ませてくれる。

写経に初参加    

 太宰府の戒壇院の座禅に通うようになって2年、写経に初めて参加した。写経についてはしげさんから時々お話を聞いていた。関心はあったが、自分の書道の能力に自信が持てないことから参加をためらっていた。字の下手さには私は自信がある。しかし思い切って参加してみることにした。

 座禅会と同じく8時に始まる。座禅を30分間して般若心経を唱える。そのあと書院に移動して写経の時間になる。今日の参加は8人。とても静かな時間を過ごした。スペースもゆったりある。1時間ほどかけて般若心境を1回書き写した。細い字はなかなか書きにくく、枠内に収まらないことが多かった。難しい漢字もあり、意味がよく分からないところもあるので次回は漢和辞典を持参しようと思った。

 そのあとは茶話会になった。10時半に散会。2時間半の中身の濃い時間だった。

 2週間後に2回目の参加。和尚さんが不在だった。2回目で慣れてきたように思う。今回も参加は8人だった。辞書を利用して漢字を調べたりした。手を休めるのにも効果があった。今回はお茶会は失礼した。

 自分を見つめるにはいい時間だと思うので、これからもできるだけ参加したい。

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