熊本の小泉八雲・夏目漱石文学散歩
2004年7月

                                       

ラフカディオハーン旧居

 熊本に帰省した。ヨシキもユリもついてきた。ヨシキは期末テストが終わったので骨休みだ。行きは南関インターで高速を降りて、玉名、河内経由だった。河内付近から海の向こうの雲仙を望むことができた。孫を連れて帰ると年寄りは喜ぶ。

 翌日は時折激しい雨か降った。熊本の市街地を歩いた。このアーケード街は広くて明るい感じなので雨の日の街ウォークには最適だ。本屋に行ったり、ユリが好きなダイエーの百円ショップにも行った。

 ユリと熊本の都心にある小泉八雲(ラフカディオハーン)旧居に行った。ここに行くのは初めてだ。鶴屋の裏側に位置している。町中にあるが公園に隣接していて閑静なところだ。ラフカディオハーンは『怪談』で知られている。『ゆきおんな』の絵本があったので、ユリは読みふけっていた。

 ダイエーのラーメン城下町で食事をした後、ヨシキも交えて内坪井の夏目漱石旧居に行く。ここは子連れで何度か来ている。ユリは昨夏に書いた記録簿を見て、「ユリちゃんが書いたのがあったよ」と喜んでいた。ヨシキは漱石の年譜などを熱心に見入っていた。彼はもう中学二年生、漱石のことがいくらかは分かる年齢だ。年譜を見ていて漱石が亡くなった年に自分が近づいていることを知り、自分が何も為していないことに愕然となった。

 ハーンと漱石は似たような経歴を持っている。ハーンの後を漱石が追いかけている。いまの熊本大学で二人は英語を教えていたが、ハーンの後任が漱石だった。

 二十年ほど前NHKで『日本の面影』というドラマが作られた。ラフカディオハーンの物語だ。ななちゃんはこれが好きで友人と熊本や松江に旅してハーンの足跡をたどっている。

 帰りは行きと同じく河内、玉名経由だった。天気がよくなく、河内から雲仙を望むことはできなかった。

 帰った後で、ラフカディオハーンの作品を読んだ。『神々の国の首都』『日本の面影』など100年前の松江の様子、日本の学生達の雰囲気が描かれているので面白い。

 熊本には色々な文学歴史的遺産がある。昨年は島田美術館、武蔵塚公園など武蔵関係の所を歩き回った。くまもと近代文学館や龍田山、江津湖もいいところだ。熊本に来て雨の日に回れるところがたくさんあるのでありがたい。     

ラフカディオハーン旧居の中庭

『ゆきおんな』を読んでいます

夏目漱石内坪井旧居

漱石の人形で遊んでいます

『草枕』『二百十日』の展示を見ています

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