霊山(りょうぜん)         〜大分市〜

                2004年1月11日(日) 霊山  ユリ
            霊山寺(10:30)→(11:20)霊山(12:20)→(13:05)霊山寺

 この日は福岡山の会の山行の下見で九千部山に登るつもりだった。ところが、当日の朝色々あって、急にユリと二人で大分市の霊山に登ることになった。決まったのが8時で、甘木インターから高速道路に入ったのが8時半になった。

 霊山には1998年12月に一人で登った。このときは高崎山にも登った。この年の暮れに家族旅行で杉の井ホテルに泊まったが、その際に高崎山にも登った。ヨシキが小2、ユリが年長の時である。その後、霊山には登る機会がなかった。2002年3月に鎮南山に親子で登ったときに、高速道路を走りながら右手に見える霊山を仰ぎ見たことがあった。     
                                              

田尻方面から望む霊山


 甘木インターから大分光吉インターまで高速道路を走る。料金は3150円。高速道路を降りた後は、「霊山寺」の標識が随所にあって、迷うことなく進んでいくことができた。山道の運転は心地よいものではなかった。ワゴン車は車高が高いので急な坂道は恐い。対向車とあまり出会わずによかった。

 下の方の登山口から歩くつもりだったが、適当な駐車地を見つけることができずに、霊山寺まで上がってしまった。前回もここから歩いた。霊山寺の広い駐車場がある。眺めもいい。

 準備をしてここから歩き出す。歩き出してすぐ、大分市立霊山青年の家がある。文学碑が建っていた。建立趣旨には「この歌碑は大分市に在住する現代歌人協会員、日本歌人クラブ会員ならびに大分県歌人クラブ理事である医師石田修氏の作歌六十年及び出版歌集八冊を記念し、この聖地に建立するもので、霊山の霊気漂う環境に、永く之の業績を讃えると共に、光輝ある斯道の発展を祈念してやまぬものである 昭和六十二年十月吉日 林間短歌会大分支部一同 代表橋本貞子」とあった。

 帰った後で、石田修さんについてインターネットで検索してみたが、詳しいものを見つけることはできなかった。

 霊山登山口の案内板がある。南登山口へも周遊できると書いてある。ここから山道になる。急な坂道なので、息が切れる。ユリが先に行く。危険なところにはロープが張ってあるが、注意して進めば特に問題はない。標識も要所にあり、迷う恐れもない。風が強く木が揺れていたのでユリは怖がっていた。

 歩き始めて50分で霊山山頂に着く。標高610メートル。ここは展望はない。「第二展望台」の案内板に従ってしばらく下ると、立派な展望台があった。大分市街地の展望が素晴らしい。街と海と高崎山のコントラストが見事だ。冬なので風が強くて寒い。

 第二展望台と霊山山頂の中間ぐらいの風をしのげるところで昼食にする。ローソンのお握りとサンポー焼き豚ラーメンだ。食後には私はコーヒー、ユリはココアを飲む。展望台往復も含めて山頂で1時間ものんびりしていた。

 山頂直下に、南登山口への縦走路の案内場もあった。私は霊山寺からのコースしか知らないが、この山域には色々な道があるようだ。

 下山は私の膝を痛めないようにゆっくりと降りる。元気なユリは早く降りたそうにしている。途中で、「飛来山」の標識があったので少し進んでみたりした。飛来山というのは霊山寺のことである。

 青年の家を過ぎると、出会い坂、弁天池といったところがある。やがて霊山寺の境内にたどり着く。

 食事を含めて2時間半ほどの行程だったが、この間に出会った人は数名だった。静かな冬枯れの山歩きを楽しむことができた。いいコースだった。

 霊山寺は天台宗の古刹だ。大分市の南大分から賀来、稙田の一帯は豊後の国で最も早く文化が開けたところで、国府や国分寺が置かれ、条理制に基づくく田園の開けたところだったという。霊山寺は霊山の中腹標高360メートルほどのところにあり、和銅元年(708年)に創建されたといわれている。奈良にも同名の寺がある。

 ここに文珠菩薩様が祭られていたので驚いた。下をくぐると賢くなるということで、ユリはくぐった。効果のほどはどうだろうか。

 山を下りるとすぐ国道210号と交差する所に「ブックス豊後」という本屋さんがあった。カレー屋さん、うどん屋さん、ローソンなどが集まっている。ここで1時間ほど過ごした。ユリが電卓を欲しがっていたので買ってあげた。

 国道210号は久留米までつながっている。久留米から湯布院まではよく走っているが、この区間は運転したことがない。興味を感じ、帰りは210号を大分から湯布院まで走り、湯布院から高速道路を利用することにした。

 運転を始めると、左に先ほど登った霊山、右に高崎山、正面に鶴見岳と由布岳が見える。山が好きな者にはたまらない光景が広がる。竹田方面への分岐を左に見て進んで行く。走っていくと庄内町に入る。この辺りの風景も牧歌的だ。くじゅう方面の遠景も旅情を誘う。湯布院インターまで45分かかったが、高速料金を千円節約できたし、面白いコースのドライブを楽しむことができた。14時40分に出発して、16時半過ぎには帰り着いた。

 大分まではるばる出かけたのだから一泊したかったと後で思った。日帰りではもったいない。ユリは「大分のホテルに泊まりたい」と騒いでいた。この豊後水道沿岸の山々には興味がある。彦岳、元越山には登りたい。志高湖の小鹿山も魅力だ。宇目町辺りにいいバンガローがあるらしいので、機会を見て泊まりがけでまた出かけたいと思う。

 この際に大分市のnueさんにずいぶん気遣っていただいた。霊山の麓にお住まいなので、色々と考えていただいたようで恐縮している。残念ながらお目にかかることはできなかったが、また次の機会を楽しみにしたい。 

石田修歌碑


ローブが張ってある登山道


霊山山頂

大分市街地と海と高崎山が見えます

寒いのでココア飲んでます

由緒ある霊山寺

文珠菩薩

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