大岩扇山           〜大分県玖珠町〜

             2004年1月5日(月) 大岩扇山  ユリ
平原八幡神社(11:00)→影の木集落(11:25)→八町越(11:45)→(11:55)大岩扇山(12:40)→八町坂→影の木集落→(13:30)平原八幡神社

 ユリと山に出かけることになった。どこに行こうかずいぶん迷った。これまでに登ったことのない山に登ろうということで、大岩扇山、霊山、小鹿山、高坪山、石峰山、十坊山などが候補に挙がった。ユリも迷っていたが、リストの最初に書いてある山にしようということになり、玖珠町の大岩扇山に出かけることになった。
                                              

平原八幡神社のしろ鹿伝説

 この山は私は久しぶりだ。1990年4月と1991年2月に登っている。それから13年、玖珠町の万年山や伐株山には登ったのに、ファミリーで大岩扇山に登る機会に恵まれなかった。

 甘木を8時半に出発する。210号線を東に向かう。かつてくじゅうに出かける際は、玖珠町のモンマート森で弁当を買っていた。ここの弁当はおいしかった。今回もその店を探したが、分からなかった。町の中心部でモンマート森が改装したらしい弁当屋さんを見つけて、弁当やおやつなどを調達した。

 登山口の平原八幡神社を探す。過去の記憶が全く失われていて苦労する。道路工事の人に尋ねたりして、神社にたどり着いた。

 準備をして歩き出そうとするが、道が途中でなくなっていた。しばらく考えたが分からずに、ウロウロした。神社に参拝して考えて、新しくできた道路を少し行くと影の木集落への道を発見することができた。それで再び歩き出すことになった。あきらめずによかった。

 案内板に平原八幡神社の由来について書かれていた。かつてしろ鹿がこの付近の農作物を食い荒らしていたという。それを退治するのに八幡様の加護があったということで創建された由である。

 最初は急な車道を登っていく。傾斜があるので車の運転は恐そうだ。落石落木注意の看板がある。「涙石」という大きな岩があった。江戸時代に豊後森藩は一万二千五百石の大名だった。参勤交代の際に、この道を通って江戸へ向かっていたそうだが、森町全体を望むことができるので、涙を浮かべて別れを惜しんだということだ。

 影の木集落に達する。のどかな山村の風景がとてもいい。牛を飼っている農家もある。八丁坂というところから、石畳の道を登っていく。風情のある道だ。汗をかくのでジャンバーを脱ぐ。今日は暖かくて気持ちがいい。

 八町越というところに出る。大岩扇山と小岩扇山の分岐だが、小岩扇山へは標識がない。牛が逃げないように柵が設けられている。ここを通って大岩扇山の山頂を目指す。最初は牧野道、やがて広々とした草原の中を歩くようになる。山頂は思ったより遠い。

 アンテナがたくさんあるところが標高691メートルの山頂だ。広々としている。私たちの他には誰もいない。ユリと私だけで占領していた。至福のひとときだった。買ってきた弁当を食べる。ユリはカツ丼をおいしく食べていた。「ここのカツ丼は質がいいね」とユリは喜んでいた。カップ麺にお湯を入れて作って食べる。冬にはありがたい。のんびりと食事をして、その後はじゃがりこ、チョコレートなどおやつタイムだ。

 下る途中、影の木集落で犬にほえられた。つきまとわれて困ったが、飼い主の方が制止してくれた。登り55分、下り45分で、なかなか快適な歩きだった。

 下山後に豊後森の街に行く。JR豊後森駅の駐車場に車を止める。13年前はここの料金は一日310円だったが、システムが変わっていた。最初の一時間は無料、あとは一時間100円という事だ。豊後森駅も商店街も13年ぶりだ。13年前、ここから歩いて大岩扇山に登った。駅から八幡神社まで歩いて40分だった。ここの本屋で日本山岳会東九州支部の『大分百山』(旧版)を入手した。バン屋さんで買ったワッフルが好評だった。

 商店街は閑古鳥が鳴いていた。豊後森の中心は210号線の道路沿いに移ってしまったようだ。この付近はくじゅう登山の基地として栄えていた時期があったという。隔世の感を覚える。

 本屋さんに寄ったが、ユリはマンガの立ち読みができると喜んでいた。新版の『大分百山』も置いてあった。バンやさんにはワッフルはなかったので、ケーキを買って帰った。2時半に帰途につき、210号線を忠実にたどり、田主丸から甘木に向かった。4時に帰り着いた。

 ユリと今年2回目の登山をすることができた。今年はユリは6年生だ。山に数多く登ることができる最後の年だと思われる。冬場は標高の高い山は厳しい。候補として、福岡県の高坪山、十坊山、石峰山、足立山、戸上山、大島御嶽山、大分県の小鹿山、霊山、彦岳、元越山、熊本県の飯田山、二の岳・三の岳などが挙げられるだろう。いまユリはとても意欲的なので、月2、3回をメドに精力的に親子登山を続けていきたいものだ。    

涙石

影の木の山村風景

八丁坂を登る

大岩扇山の山頂

豊後森駅

駅前の桃太郎さん

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