大船山           〜大分県久住町〜

             2003年10月28日(火) 大船山  単独
岳麓寺(9:05)→牧野道終点(10:00)→(11:10)入山公碑(11:20)→(11:30)鳥居窪(12:00)→(12:40)テラス(13:00)→鳥居窪(13:30)→牧野道終点(14:40)→(15:20)岳麓寺

 昨日と今日は平日の連休だった。昨日休養を十分とったので、今日は早起きできた。朝食をとり、自分で弁当を作って一人で山に出かけた。くじゅう方面の紅葉がベストとの情報もあり、天気予報では九州北部は午後は下り坂だが、くじゅう方面は何とか持ちそうだということで、くじゅうに出かけた。

 今回は南側から大船山に登ることにした。七里田温泉の近くの岳麓寺からの大船山登山は過去2回やっている。1992年と1996年だ。どちらも6月のミヤマキリシマの季節だった。今年の7月に七里田温泉に家族4人で初めて泊まった。その時に、こちらから大船山に登ってみたいという思いに駆られた。それで今回7年ぶりに七里田からの大船山登山を決意した。 
                                              

湯平小学校

 甘木インターから6時45分に高速道路に入る。早朝の運転は気持ちよく爽快だ。日田付近が霧が深く、心配になるが、玖珠、九重付近の天気はいい。7時35分に湯布院インターで高速を降りる。このあとは湯平温泉から広域農道を走る。長湯温泉への案内板がいくつもあり、道を間違える恐れはない。湯平小学校の生徒の集団登校に出会うが、みんな厚着なのが印象的だ。山里の子供達という印象だ。交通事故でペシャンコになっている車とすれ違う。この広域農道は交通量が少なく、運転しやすいだけに安全運転を心がける必要がある。

 直進すると長湯温泉だが、右折して久住高原へ向かう。右手に黒岳や大船山が見えてくる。「黒岳・大船山へ」の標識を右折すると、どんどん舗装された道を上がっていく。しばらく上がって、これはおかしいと思い、甘木のふっくんに電話する。ここからも登れないことはないようだが、道を一本間違えているらしいとのこと。

 もとの道まで引き返し、更に進むと、また標識がある。過去に二度訪れたゲートの手前には立派な駐車スペースが作られていた。平日ということもあり、他に止まっている車はない。ここに車を止める。

 登山口付近には「車上荒らしに注意」の看板が建っている。この辺りで登山者を狙った車上荒らしが多発しているという話は聞いていた。車内を整理して出発する。

 ゲートを越えて、牧野道を上がっていく。舗装された道だが、車は作業車以外来ないので、気持ちよく歩くことができる。目指す大船山や黒岳の雄姿が迎えてくれる。黒牛が放牧されているので、刺激しないように注意して通り抜ける。風情のある牧野道歩きを1時間で、柵を抜けて、いよいよ自然歩道歩きになる。

 このコースは特に危険がないので、安心して歩くことができる。1時間ほど登ると、入山公碑との分岐になる。入山公碑に建つと背後には大船山がそびえている。入山公とは江戸時代の岡藩主・中川久清のことである。その墓が入山公碑だ。しばらく往時を偲んでいた。

 もとの登山道に出て、鳥居窪に達する。大船山の山腹の紅葉が見事だ。朝が早く、お腹が空いてきたので、ここで食事にした。

 このあとどうしようか迷った。天気が下り坂との予報もあり、予定よりもここまで時間がかかっている。ここまでで断念しようかと考えたが、山頂を目指すことにした。ここから傾斜は強まるが歩きやすい道で、標高が上がるに連れて久住高原の壮大な展望が広がってくる。

 山と渓谷社の藤田晴一著「花の山旅・九重山」に書かれているテラスで休憩した。久住高原を見下ろすようなところだ。更に進んだが、時間と天候が不安になってきた。午後4時までには下山したいということもあって、大船山登頂は断念して引き返すことにした。

 下りは意外に時間がかかった。膝をいたわりながら歩いたためである。晴れていた空も曇ってきた。雲が厚くなり、風も強まってきた。登山口に帰り着くまで雨に降られずにすんだのはよかった。
 このコースを歩いている間に出会った登山者は10名ほどだった。岳麓寺の登山口には他に車がなかったので、今水方面から登ってきたものと考えられる。私もそちらから登っていたら登頂できたかもしれないと思ったが、牧野道の歩きもよかったし、標高差1050メートルのうち800メートルは登っているので満足だ。

 下山後に七里田温泉館に寄った。3ヶ月ぶりだったが、平日なのでガラガラだった。温泉の湯に浸かり、極楽気分を味わっていた。万葉集の時代から栄えていた七里田温泉は戦後は廃れていたが、地域の人たちの願いを込めてこの七里田温泉館が作られた。7月に来たとき、ななちゃんがこの湯を気に入っていた。湯の質としてはなかなかのものだと思われる。広い休憩スペースもありがたい。私はこの日一人でボケーッとしていた。

 その後は、行きと同じ広域農道を引き返し、湯布院インターから高速道路を利用して帰った。七里田から湯布院まではちょうど1時間かかった。行きよりも通行する車が少なく、スイスイと運転できた。帰る途中の午後5時頃雨になった。5時半に湯布院、甘木着は6時半だった。

 長い下りを歩いたので、膝の痛みが悪化しないかと心配したが、サポーターとステッキを使用したことと、ゆっくり歩いたので特に後遺症はなかった。膝をいたわりながら時間をかけて歩くことの大切さを認識できたように思う。

 大船山の南面ルートを久しぶりに歩いてよかった。登頂できなかったのは残念だが、ロングルートだから仕方がない。また挑戦してみよう。黒岳や涌蓋山などくじゅうの他の山々にも登っていきたいものである。 

登山口の標識

登山口のゲート

黒牛の放牧

入山公碑の案内板

入山公碑

鳥居窪からの大船山

久住高原を見下ろす

高原の花たち1

高原の花たち2

大船山の紅葉1

大船山の紅葉2

大船山の紅葉3

七里田温泉館

七里田温泉館の由来

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