久住山           〜大分県久住町〜

                2003年8月2日(土) 久住山 ユリ
南登山口(9:20)→(10:00)猪鹿狼寺本堂跡(10:20)→神明水の手前(12:20)→(14:00)猪鹿狼寺本堂跡(14:50)→(15:25)南登山口
                                              

久住高原の駐車場


 夏休みに入って初めての週末の晴天が予想される日がやってきた。この日はヨシキは剣道部の合宿だった。糸島の芥屋海水浴場の海の家に泊まっていた。ユリと二人で山に出かけることにした。どこにしようか迷ったが、「九州本土最高峰」を目指すということで、九重中岳に登りたいと思った。その際に牧の戸コースからでは面白くない。南側のルートでは南登山口からが距離は長いが水場もあり涼しいだろう、危険がないということで、南登山口から登ってみようと考えた。

 ユリを6時半に起こす。食事をして、7時に家を出る。甘木インターから九重インターまで高速道路利用。豊後中村から十三曲がりを上がっていく。途中の店で弁当などを買う。店内で作っているおにぎりは新鮮だ。長者原から牧の戸、瀬の本と走る。牧ノ戸峠の駐車場は車でいっぱいだった。学校登山の生徒が集合していた。牧の戸コースは賑わいそうだ。これではやはり牧の戸から登る気はしない。 

南登山口の駐車場に到着する。止まっている車は日産マーチ一台だけだ。天気はいい。晴れているが、久住山、稲星山はガスがかかっていて姿を望むことはできない。

 駐車場から少し歩くと柵を越えるところある。ここが登山口だ。登山届け用紙の投函ボックスなどがある。ここから久住山頂まで5キロとある。しばらくは牧野道を歩く。やがてバイパスの下をくぐると林の中の道になる。

 ここからは涼しくなる。沢も何か所か通る。清涼感があって気持ちいい。猪鹿狼寺本堂跡の先の水場で休憩する。ユリは手を水に浸し、顔を洗っていた。「ここでずっと休みたい」と言っていた。

 林の中の道をジグザグに登っていく。やがて尾根に上がると視界が開けてくる。登ってきた久住高原の風景が眼前に広がる。朝はガスの中だった久住山や稲星山がくっきりと見える。歩いている人の姿が豆粒のようだ。中岳を目指すことにしているが、無理な場合は水のある神明水までは行きたいと思う。しばらく休憩した後でまた進んでいく。

 後で知ったが、今日はこの夏一番の暑さだったらしい。真夏に南側の斜面を登るというのも酔狂だが、今日は特別だったようだ。ユリは暑さにかなり参っていた。何度も休憩して、水分をとりながら登っていく。ところが、休んでいるとユリの周りに色々な虫が寄ってくる。ユリの体は虫にとって美味しいらしい。顔や手やズボンにまで集ってくる。暑さと虫のためにユリはパニックになってしまった。「おとうさん、まだ登るとね、ユリちゃんが死んでもいいと」「もう久住には一生登らん」と叫んでいた。

 近くに見える久住山と稲星山の鞍部もなかなか着かない。時間も12時を回り、出発して3時間が経過したので、断念して下山することにした。

 少し降りたところで食事にしたが、ユリの弁当の中に虫が入ってくる。ユリは食欲がでずに弁当を半分しか食べなかった。

 登山道が長雨のために滑りやすくなっていた。下りは急がず慎重に降りる。晴れていたが、ガスが出たりもして、天候が悪化する不安もあった。林の中に入ると一安心。神明水の近くの水場にたどり着くとユリは元気になる。まさに「地獄に仏」だ。虫に刺された体を洗い流していた。気持ちがいいので、頭も洗っていた。

 この水場で休んでいると男女3人の登山者が降りてきた。赤川から久住山に登って、南登山口に降りてきたとのこと。赤川に戻るということだった。

 この後は元気に引き返す。ユリはトンボを捕まえようとするが、くじゅうのトンボはとても元気ですばしっこくユリには捕まえることができない。デジカメで花を撮影したりしながらのんびりと歩いて登山口の駐車場に帰ってきた。

 この間2組5人しか登山者に会わなかった。私はこれまで何度かこのコースを歩いてきたが、こんなことは初めてだ。牧の戸コースがあんなに人が多いのと対照的だが、南ルートは夏は暑いからか、梅雨の後で滑りやすいからか、理由が分からない。登山口の駐車場には車は4台しかなかった。

 今回の失敗の原因は色々あるが、私の計画に無理があったようだ。「九州本土最高峰」を目指すのはいいが、大人の足でも登り3時間のコースは2ヶ月ぶりに山に登るユリには厳しかっただろう。久住山に牧の戸から登っても同じ5キロだが、標高差が全然違う。ユリは鶴見岳の一気登山コースを難なく登っているが、あれは4月のこと。夏場で暑かったことも予想以上だった。虫対策については虫除けスプレーなどの使用を今後は考えたいものである。

 瀬の本高原レストハウスで休憩して、後は小国、日田、浮羽、吉井、田主丸を通った。日田市内で混雑したが、その他の運転は順調で、ユリと他愛もないことを話しながら帰ってきた。これは父親としては子供とふれあう楽しい時間になった。

 この翌日は座禅だった。昨年9月から大宰府の観世音寺の隣の戒壇院の座禅会に通っている。第一、第三日曜日の朝に行われている。今回で通算20回目になった。(うち1回は鎌倉の円覚寺)24分の20ということで、よく通い続けたと思う。ななちゃんとユリと3人で出かけた。ななちゃんは今回が初参加だった。いい時間を過ごしてきた。心の落ち着きを取り戻すという点で座禅はとてもいいと思う。


久住山南登山口

コオニユリ

ユリとユリ

猪鹿狼寺本堂跡近くの沢

猪鹿狼寺本堂跡

猪鹿狼寺本堂跡の説明板

戒壇院

観世音寺の長塚節歌碑

ユリの手紙

お父さんへ。九重は暑かったけど、水場がとってもきもちよかったね。上のほうは、とってもあつかったけど・・・。虫がいっぱいいたのがイヤだったけど、あとは楽しかったよ。中岳は登れなかったけど、たくさん歩けてよかったよ。

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