鶴見岳           〜大分県別府市〜

        2002年12月14日(土) 鶴見岳  ヨシキ
ロープウェイ下駐車場(8:55)→(9:35)火男火売神社(9:40)→(11:20)鶴見岳(11:30)→(11:40)ロープウェイ上駅

 鶴見岳にヨシキと登った。鶴見岳には過去2回登ったことがある。1988年夏に創言社の村上一朗さんと登ったのが最初だ。火男火売神社の駐車場から往復した。ロープウェイが動いていなかったので、静かな山頂を味わった。天気がよく、由布岳や別府湾の展望を堪能した。2回目は1989年夏だ。読書会の夏山合宿で同じコースを30名ほどで登った。このときは別府亀川温泉に泊まった。

 このあと鶴見岳には長らく縁がなかった。再び鶴見岳に興味を持つようになったのは山キチさんとの出会いがきっかけだった。2001年3月にやまびこ会の古処山登山に参加した際に別府の山キチさんと出会った。この方は田川出身だが、今は別府にお住まいで地元の鶴見山系をよく歩かれている。そして「山キチのページ」というホームページを運営なさっている。鶴見山系の紹介をメインとしたページだ。様々な登山ルートや一気登山のことなど詳しく説明がある。山キチさんと出会ったことで鶴見岳にまた行ってみたいと考えるようになった。      
                                              


ロープウェイ下駅の登山口
  
  天気に恵まれず、なかなか実行する機会がなかった。今年中には行きたいと思っていたところ、この日は寒が緩み晴れるらしいということで出かけることにした。

 今回はヨシキだけを連れて行く。6時半に起こして、7時に出発する。朝は冷え込み氷点下だ。甘木インターから別府インターまで朝日を浴びながら運転する。車も少なく、道路規制はなく、順調な運転だった。

 別府インターで降りて、山並みハイウェイに向かう。10分ほどでロープウェイ下駅に着いたのでびっくりした。鶴見岳は本当に別府市街地に近いところにある。

 到着するとすぐ山キチさんから連絡が入る。山キチさんは私たちを出迎えに来て下さったのだ。足を捻挫されているとのことで、痛々しかった。わざわざ出てきていただいて心苦しく思う。火男火売神社の駐車場まで送りましょうかとおっしゃったが、今日はヨシキと二人だし、下山はロープウェイ利用のつもりなので、ここから歩くことにした。

 山キチさんと別れて、準備をする。登山口は風が強くて寒い。山頂では霧氷を見ることができるかもしれないと期待がふくらむ。

 「べっぷ鶴見岳一気登山道」の標識に従って歩き出す。最初は車道に沿った登山道だ。高良山の自然歩道のような感じだが、だんだんと急になってくる。歩いていると体が熱くなってくる。山に来たという感じだ。とても気持ちがいい。

 やがて、火男火売神社に出る。参拝して、再び登りはじめる。「海抜750メートル、ゴールまで2.3キロ、1時間25分」と記された標識がある。一気登山のコースになっているために、標識がとてもこまめにつけられている。

 時折朽ち果てた標識に気づく。私が13年前に見た標識だろう。あの時も標識がこまめにつけられている印象を持った記憶がある。

 きれいなベンチが備え付けられているところも2カ所あった。南平台コースとの分岐を過ぎると目指す鶴見岳が近くなってくる。

 特に急なところや危険なところはない。歩きやすいハイキングコースだが、運動不足の私は息切れしていた。ヨシキの方が元気だった。彼は私の後ろにピッタリくっついて歩いてくる。

 「ムラサキシキブ」という樹木の説明版があった。ヨシキは「源氏物語の作者だ」と言っていた。社会科で出てきているそうだ。この名前は紫色の実がなることから付けられたようだ。
 山頂が近くなると雪が見られるようになる。霜が張っているところをサクサクと踏みつけながら歩くのは気持ちがいい。昼近くになって暖かくなってきているので、霜が解けてぬかるんでいるところもある。

 ロープウェイ上駅と山頂との分岐を山頂に向かう。今日は登山者も少なかった。6人ほどの年配の男性のグループと出会っただけだった。

 山頂付近は道が分かりにくかった。観光客の人が「歩いて登られたんですか」とびっくりした顔をされる。山頂で出会う人のほとんどはロープウェイ利用の観光客の人だ。霧氷も暖かくて溶けかかっていたが、見ることができた。あとで写真で見ると寒いときの霧氷はもっときれいなようだ。

 2時間半かかって登頂。鶴見山頂の標識で記念撮影。ここにはNHKのアンテナがある。天気がいいので展望は素晴らしい。由布岳がはっきりときれいに見える。別府湾の風景も素敵だ。ここは海と山を同時に楽しめるのでよい。

 大分市のnueさんから電話をいただく。大分市内から鶴見岳が見えてますよということ。あとで画像もいただいた。この翌日は鶴見山系の伽藍岳に登られたとのこと。九州の東海岸に日帰りで出かけて、あれこれ応援していただけるというのはありがたいことである。

 山頂広場の温度計はマイナス1度だったが、実際にはもう少し暖かいように感じた。ロープウエイで降りる。2時間半かかって登ったが、ロープウェイでは10分足らずで降りてしまう。降りたあとでなんとなく耳鳴りがした。ヨシキも耳鳴りがすると言っていた。標高1300メートルの上駅からから標高500メートルの下駅まで一気に移動したからだろう。歩いて上り下りする方が自然である。 

 レストハウスでラーメンなどを食べてくつろぐ。大分県産のかぼすジュースをおみやげに買う。帰りも高速道路利用で別府から甘木まで1時間ちょっとで着いた。

高速道路ができて大分自動車道添いの山々は近くなった。くじゅうもそうだし、福万山、鎮南山もそうだ。甘木には海がないので、九州の東海岸まで1時間ちょっとで達するというのはなかなかピンとこない。

 鶴見岳に久しぶりに登って本当によかった。10年以上もブランクがあると記憶がほとんど残っていない。冬の日だまり山行でとても楽しかった。歩きながら日常生活のもやもやが消えていき、リフレッシュすることができた。

 鶴見山系には色々な縦走コースもあるようだ。次は南平台経由のコースを歩いてみたい。4月に実施されている一気登山も面白そうだ。ヨシキが中学生になるが、来春参加できたらいいがと考えている。

このような細かい標識が随所にあります

「あっ、ムラサキシキブだ」

南平台分岐の第二ベンチ

鶴見山頂

溶けかかった霧氷

山頂広場の温度計はマイナス一度
  今回はホームページが参考になった。「山キチのページ」には鶴見岳の登山道の紹介や登山記録、概念図などがある。山キチさんは鶴見岳の様々なコースを歩き、ボッカもなさっている。単独登山が多いようだ。「近鉄・別府ロープウェイ」のホームページには毎日の鶴見山頂の天気や気温、霧氷の状況などが載っている。毎日更新されているというのは素晴らしい。鶴見岳に登る際にはこの二つのホームページはとても役に立つ。

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