戸城山・1年の回顧   〜福岡県田川郡赤村〜

               2002年12月29日(日) 戸城山  ヨシキ・ユリ
           柚須原駅(9:45)→(10:30)戸城山(11:30)→(12:00)柚須原駅

 山ひとすじさんがホームグラウンドの福智山登山のオフ会を企画された。山ひとすじさんは今年183回の登山をされ、そのうち福智山に110回登られている。「山ひとすじの山歩きレポート」は福智山登山の際には必見のページだ。ぜひ参加したいと思ったが、鱒渕ダムからの登り3時間かかるコースだということ。子供にはなかなか厳しそうだ。別ルートからの登山を勧めていただいたが、この日の午後に予定が入り、参加は断念することにした。懐かしい方の参加も伝えられ、せめて見送りをさせていただくことにした。
                                              

バイパス登山口の案内板
 
ヨシキ、ユリを6時半に起こし、7時に甘木を出発する。高速道路を走り、小倉南インターを8時に降りる。鱒渕ダムに8時20分に着いた。北九州大学卒業の私にとって鱒渕ダムは懐かしいところである。

 当日の参加者はなんと27名。年末の忙しい時期に山ひとすじさんの人望がよく分かる。山ひとすじさん、山ふたすじさん、YAPPYYさん、コジロウさん、TAKAさん、いとのこざるさん、TETU−1さん、ミラさん、てつ−2さんと久しぶりに会う。ボランチさん、einさんと初対面だ。参加者の紹介があり、これまで名前だけ存じていた方の顔と名前が一致した。

 みなさんを見送ったあと、国道322号を田川に向かう。田川郡赤村の戸城山に登るためである。昨年4月にTAKAさん、YUTAさんたちと平尾台に登ったが、この道を運転するのはそのとき以来だ。大任町から東に向かい平成筑豊鉄道の柚須原駅に到着する。

 この山の存在は甘木のふっくんから教えてもらった。福岡山の会の海鳥社刊『福岡県の山歩き』には戸城山は載っていない。山と渓谷社の『分県登山ガイド・福岡県の山』には記載されている。ふっくんと源じいの森温泉に来たときに、この山を確認した。いつか是非登りたいと思っていた。

 ここから戸城山頂まで1700メートルと標示がある。準備をして歩き出す。天気はまずまずだ。車道をしばらく歩き、バイパスを横切ると立派な案内板がある。ここから山頂まで1200メートルとある。

 山道になり、どんどん登っていく。100メートル単位で標識が付けられている。下りも2カ所あるが、登りは意外に急坂で息が切れる。道幅も広く危険はなく、歩きやすいファミリーコースだ。

 山頂近くになると雪が残っていた。標高318メートルの山でも雪がある。福智山の雪は相当なものだろうと想像できた。あとで聞いたが、福智山登山のみなさんはアイゼンを着用されたとのこと。

 45分で登った。山頂の広場は聞いていた通り広々としていた。展望台に立つと周りは山また山だ。とても気持ちがいい。あずま屋もあるし、ベンチもある。照明灯は倒れていた。ゴミ箱にはゴミがあふれていた。子供向けの楽しい遊具がいくつもあり、ヨシキとユリは無邪気に遊んでいた。他に誰もいないので貸し切りだ。

 カップ麺を作って食べる。天気はいいが気温は低いので、温かい食事は本当にいい。食べ終わると二人はデジカメで写真を撮りあって遊んでいる。仲の良い兄弟だ。こうして自然の中でのびのび過ごしている光景を見ていると、父親として満足感を感じることができる。ファミリー登山をやってきて良かったとつくづく思う。

 山頂は広場の隅っこにある。記念撮影をして降りることにする。二人は私より先に行き、木陰などに隠れて私を驚かそうとしている。ギャングエイジのような兄弟だ。

 下山は30分で登山口に着き、柚須原駅で写真を撮ったりした。源じいの森駅は無人駅だが、この柚須原駅は立派に整備されている。駅前に店もある。

 添田町のふれあい物産センター「歓遊舎ひこさん」に立ち寄り、地元で作られた弁当やパンを買って、小石原経由で帰ったが、小石原の民家の屋根には雪があった。戸城山は標高318メートルだが、小石原の標高は500メートルほどなので、あたりまえと言えばあたりまえだ。江川ダムの水が干上がっていて、ヨシキもユリもため息をついていた。

 甘木到着は13時半だった。 


 今年一年間を振り返る。ファミリー登山の回数は昨年の36回から減少して33回になった。今年は8月までは27回と調子がよかったが、9月以降が6回にとどまって最終的に昨年の数を下まわってしまった。ヨシキが中学校入学目前になり、子供たちが親のいうとおりに必ずしも動かなくなってきていること、親子で座禅に通うようになったことが理由だろう。学校五日制の完全実施による休日増という好条件にもかかわらず回数的には後退することになった。

 それでも年間33回というのは決して少なくはない。ヨシキは31回、ユリは27回山に行った。胸を張っていいものと思われる。思い出を振り返ってみる。

 夏に家族で信州に旅行して、美ヶ原高原を歩き、長峰山に登った。昨年暮れの生駒山、二上山、山の辺の道に続いて九州以外の山に登ることができた。歩いてしか行くことができない「九州の岳人のふるさと」法華院温泉に初めて宿泊することができた。くじゅうの「星座」にも家族でお泊まりした。

 やまびこ会のみなさんにはお世話になった。キッズクラブで福万山に登り、「星座」に宿泊した。古処山のオフ会には多くの方に集まっていただいた。くじゅう沢水キャンプ場でのオフ会の際には久住山・天狗が城を歩くことができた。皿倉山、鎮南山、雲仙普賢岳、九千部岳、井原山、鶴見岳で、山ひとすじさん、nueさん、ミラさん、Tetu-1 さん、山キチさんはじめ多くの方にお世話になった。だいちゃん、さとみちゃん、たいちくん、たくみくん、かずきくんと一緒に登ることができた。

 福岡山の会が創立70周年の年にあたり、色々な行事が行われた。鳥屋山、四阿屋、背振山などでしげさん親子と御一緒することができた。

 読書会の合宿で産山村の民宿に泊まったが、その際にひかるちゃん・あかねちゃんと黒岳原生林を歩くことができた。

 この他にも、在自山、土器山、金山、阿蘇烏帽子岳をファミリーで歩くことができた。

 今年もユリの誕生日に英彦山に登ることができた。佐賀の樫原湿原を知ったことも素晴らしい出会いだった。

 文学散歩としてヨシキと二人で熊本の「草枕」ハイキングコースを歩いたことは特筆すべきことだ。臼杵の野上弥生子記念館、長湯温泉の文学碑なども訪れることができた。ヨシキが6年生で歴史の勉強をするようになり、文学・歴史に興味を持ち始めたので連れて行って親子で楽しめるようになってきた。

山頂近くには雪が残る

戸城山頂の標識

山頂のアスレチックで遊ぶユリ

必死でぶら下がるヨシキ

カップ麺の昼食

柚須原駅のホームから見た戸城山

平成筑豊鉄道柚須原駅

 登山とは直接関係がないが、座禅を親子で始めたことは意義のあることだ。しげさんから勧められていたが、9月より太宰府の戒壇院に通うようになった。第一・第三日曜日の午前8時から行われている。4ヶ月間で6回参加した。ヨシキは5回、ユリは2回ついてきた。この心落ち着く時間は大切にしたい。夏目漱石が鎌倉の円覚寺で座禅をしたことが『門』の素材になっているが、円覚寺に出かけて座禅をしてみようかとも考えている。

 来年はヨシキが中学生になる。したがって、ファミリー登山の回数の減少は避けられないだろう。子供に無理強いすることなく、細々とでも続けていきたいものだ。年が明けてすぐ大阪に出かけるので、山の辺の道の散策を楽しみにしている。
 

トップページへ戻る   登山日記目次へ戻る