黒岳原生林・星座           〜大分県庄内町〜

 2002年9月15日(日) 黒岳原生林  ヨシキ・ユリ
男池(9:10)→(9:35)かくし水(10:00)→(10:25)男池

 私たち夫婦は1987年9月15日に結婚した。今年で15周年を迎える。結婚式の日程を決める際に職場の同僚から「祝日にすると結婚記念日を忘れずにすみますよ。毎年何かできますよ」と言われた。そのアドバイスにしたがって、敬老の日に挙式ということになった。そのおかげで結婚記念日には毎年何かしている。今年は夏休み中に家族キャンプの日程を確保できなかったので、結婚記念日に家族4人で「星座」に泊まることにした。
                                              

星座で村上さん夫妻と

 「星座」はくじゅう飯田高原にある。やまびこ会のやっさんが営む貸別荘だ。昨年7月と今年4月にやまびこ会のオフ会で利用している。ヨシキとユリ、私は今回が3回目の宿泊になる。ななちゃんは泊まるのは初めてだ。この日が来るのをヨシキ・ユリは楽しみにしていた。

 ところで、1月ほど前にninjinさんという方からメールをいただいた。この方は京都でフリーアナウンサーをなさっているそうだが、飯田高原で「緑の館」というペンションを営まれているとのこと。ホームページもお持ちなので、早速訪問させていただいた。カナダ旅行記やエッセイなど詩情あふれるページだ。ninjinさんはやっさんの友人だとのことで、この星座に泊まる際に「緑の館」にお伺いさせていただくことになった。

 14日の朝から出発して、日中に登山をして、入浴後にバーベキューと目論んでいたが、直前になってこの日の午前中に仕事が入った。日田まで出かけた。月隈公園の近くだったので、ここを散策した。江戸時代の代官所跡の公園はとても風情があった。小高い丘になっているが、「山頂」まで上がってみた。

 仕事を終え、帰宅して準備。午後3時に出発する。甘木インターから高速道路に入る。九重インターで降りて、飯田高原へ向かう。日中九重で過ごした車がどんどん下りてきて、対向車との離合に苦労する。

 4時半に「星座」に到着する。やっさんと奥さんの出迎えを受ける。この日に村上一朗さん夫妻が黒岳原生林を歩かれていた。バーベキューだけ立ち寄るとのことで、やがて見えられた。わざわざ来てくださってとても嬉しい。

 すぐにバーベキューの準備にかかる。ヨシキが火おこしに頑張り、ユリは台所でななちゃんと一緒に調理に頑張る。肉や魚を焼き、おにぎり、焼きソバ、やっさんからの差し入れのダゴ汁を味わう。

 合計8名でのバーベキューの時間は楽しく過ぎていった。村上さんからは、ひかるちゃん・あかねちゃん4人兄弟のこと、創言社のことなどをお伺いする。ヨシキ・ユリが大きくなったことについて、感慨深げだった。この日は男池からソババッケまで二人で歩かれたとのこと。

 8時に村上さん夫妻を見送り、我々は「星座」のお風呂を使わせていただいた。初めてだったが、気持ちのよいお風呂だった。湯船に浸かっていて、木が目に入るというのはとてもよい。ログハウスのよさを改めて感じた。

 午前3時半に目を覚ました。雲が多かったが、オリオン座などははっきりと見えた。満天とはいえないが、これだけ見ることができれば満足だ。ななちゃんと二人で外に出て星空を楽しんだ。ヨシキとユリは声をかけたが、起きなかった。

 6時半に起きる。朝食はご飯と味噌汁。やっさんが早起きして、トマトとダイコンをもらってきてくださった。この土地の人たちの人情が伝わってくるようだ。

 ななちゃんは「星座」でのんびり読書や思索に耽りたいということで、ヨシキとユリを連れて黒岳原生林に出かけることにした。8月の読書会夏山合宿でかくし水まで歩いているので、時間があればソババッケまで行こうと考えた。

 3連休の中日なので、車が多い。男池の駐車場にも車が多い。準備をして歩き出した。ヨシキもユリも元気がよく、どんどん歩いていく。原生林の緑の中のこの遊歩道はいのちを与えられるような感じがする。かくし水に25分で着いた。読書会のときは45分かかっているから、今日は早かった。

 時間的に見て、ソババッケは厳しそうだ。ここでしばらくのんびりする。水分を取ったり、お菓子を食べたりした。ヨシキとユリは二人でくつろいでいた。休憩していると登山者が次々に登ってくる。男池の気温は20度だった。今日は登山日和だ。

 引き返して、短時間男池に立ち寄る。あとあまり時間がないので「星座」に引き返す。到着すると、やっさんから「ninjinさんところで昼食をとりますか?」ということだっので、お願いする。片付けて「星座」をチェックアウトする。

 ヨシキとユリはこの間虫捕りに夢中だった。トンボやチョウ、バッタを捕まえていた。4月のキッズクラブのときもそうだったが、「星座」の周辺は子供たちが生き生きと活動できる空気でいっぱいのようだ。

 やっさんの先導で「緑の館」を訪問する。ninjinさんが出迎えてくれる。犬のダブ君も登場。ユリは最初は怖がっていたが、すぐになついて一緒に走り回っていた。「緑の館」は高台にあるので、ロケーションがいい。とても感じのよいところだった。

 8月末の台風は速度が遅くて、この付近は長い間強風が吹き荒れて被害を受けたらしい。「緑の館」のお客さんは外出ができない状態だったそうだ。

 ninjinさんは私よりもななちゃんによく話し掛けていた。1時間ほどたって分かったことだが、ninjinさんはななちゃんをあいちゃんだと勘違いしていた。つまりこの1ヶ月間のメールや掲示板でのやり取りの中で、あいちゃんはヨシキ・ユリの母親だと思い込んでいらっしゃったのだ。

 ネットだけの付き合いというのはこういう誤解を生む危険性がある。オフ会などで時々実際に会う意義というものを改めて感じた。早い段階で誤解が解けたのでよかったと思う。

 ここでの「ブランチ」は心のこもった素晴らしい食事だった。手づくりのパン、ピザトースト、おにぎり、ポテト、野菜サラダ、どれもおいしかった。アイリッシュコーヒーは風味がよくて、何杯もおかわりしていた。

 会話も弾んだ。京都での生活からくじゅうでの田舎暮らしを選択された経緯、「緑の館」での生活について、カナダ旅行などのお話を楽しくお伺いした。

星座の前で記念撮影

星座の周りで虫捕りに熱中

かくし水にて

男池で水汲み

緑の館の前

絶好のロケーションを背にしてのブランチ

ダブ君と走り回るヨシキ・ユリ
このあと、くじゅうリンゴ村に向かう。リンゴ狩りをするはずだったが、8月末の台風でリンゴは大変な被害を受けて、リンゴ狩りはできないとのこと。ヨシキはリンゴソフトを食べていたが、リンゴ狩りに期待していたユリはしょげていた。

 やまなみ牧場の牧場の温泉館で汗を流すことにした。ここは牛乳風呂もあり、とても気持ちがいい。お湯から上がると夏男さん一家に遭遇した。夏男さん一家は黒岩山・泉水山を歩かれている。今夜は我々と入れ違いで「星座」に泊まられる。ここで会えて嬉しかった。4月の福万山・星座、8月の古処山についで、お目にかかるのは3回目だ。

 このあと帰途に着いたが、雨になった。3時過ぎのくじゅうは夕方のような空模様になった。車が多くて豊後中村に下りるまでが大変だったが、そのあとは大したことはなかった。国道を玖珠町まで走り、玖珠インターから高速道路に入り、甘木のジャスコで夕食の買い物をして5時に自宅に帰り着いた。

 楽しい家族旅行だった。上げ膳据え膳でないので、ななちゃんは大変だった。家庭で家事をするのとあまり違わなかったのではないかと思う。気の毒に思うが、本人は色々な人との出会いを楽しんでいたようだ。私も楽しかった。50歳過ぎて「星座」や「緑の館」を経営するような人生に憧れたりもしている。しかし、ユリが成人する年に私は55歳だ。そう簡単にはいかないだろう。

「星座」のホームページ       「緑の館」のホームページ

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