美ヶ原高原           〜長野県松本市〜

       2002年8月23日(金) 美ヶ原高原 ななちゃん・ヨシキ・ユリ
美ヶ原高原バス停(10:15)→(10:40)王が頭(10:50)→美しの塔→(11:45)山本小屋(12:50)→(13:15)美ヶ原高原美術館

 この夏最大のイベントとして、家族4人で信州旅行をすることになった。私達夫婦は1987年9月15日に結婚した。新婚旅行は信州だった。大町温泉、美ヶ原温泉、蓼科温泉に宿泊した。安曇野でサイクリングを楽しんで、美ヶ原高原を散策し、霧ケ峰、白樺湖、諏訪湖を訪れた。その思い出の土地の再訪である。

 15年ぶりに美ヶ原高原の散策をすること、安曇野のサイクリング、しげさんに勧められた入笠山登山などを考えていた。天気次第という面もあるので計画通りにはなかなかいかない。
                                           

大王わさび農場でわさびソフトを食べる

 22日は朝早く起きた。甘木を7時10分発のレールバスに乗る。博多駅8時半発の新幹線「のぞみ」に乗って名古屋へ向かう。名古屋で中央本線に乗り換えて、特急「しなの」で松本まで。ここから大糸線に乗り換えて、穂高駅に14時半に降り立つ。7時間あまりの長旅だった。車中で朝食と昼食を食べた。

 駅前のレンタサイクルで自転車を借りて、安曇野サイクリングに出発する。サイクリングコースの標識がこまめにつけられていて迷うことはない。街中を過ぎて田園が広がるようになると気分爽快。信州にきたという気分になれる。

 大王わさび農場は多くの観光客で賑わっていた。わさびソフトやお焼きを味わう。わさび農場内には広い散策コースがある。

 この大王わさび農場の名称の由来である「八面大王」の伝説について書かれた案内板があった。大和朝廷の侵略と戦って敗れた魏石鬼八面大王の伝説が記されていた。

 この後、穂高川に沿ってのサイクリング。気持ちがいいとしか言いようのない素晴らしいコースだった。川沿いの『早春賦』の歌碑で記念撮影。

 碌山美術館に立ち寄る。穂高町出身の彫刻家、荻原碌山の作品を収めた美術館だ。レンガ造りの教会風の建物の雰囲気がとてもいい。親交があった高村光太郎の詩碑もあった。この美術館は入館料が大人700円子供150円と家族連れにはありがたい料金になっていて好感が持てた。

 この後、松本まで引き返して、タクシーで今日の宿泊地の美ヶ原温泉へ。和泉屋という旅館に泊まる。夕食のメニューが盛りだくさんで料理をかなり残してしまった。くたびれていて21時頃には眠り込んでいたように思う。

 翌朝は6時に起きる。ななちゃんと二人で付近を散歩する。松尾芭蕉の句碑があった。この和泉屋のロビーは落ち着いた雰囲気で、書棚に「長野県文学全集」などが並んでいる。モーニングコーヒーを味わった。7時半に朝食だが、豪華なメニューで舌鼓を打った。宿の評価のポイントは夕食よりも朝食だと思う。

 タクシーで松本まで引き返して、今日の宿泊地の松本東急インに荷物を預ける。バスセンターから美ヶ原高原行きのバスに乗る。乗客は30名ほど。ほとんどの人がリュックを背負っていて、美ヶ原高原の散策をする人のようだ。

 バスの運転手さんから、急カーブが多いという注意がある。狭い山道の道路だった。浅間温泉や美鈴湖などを経由して、1時間半かかって美ヶ原高原バス停に着いた。

 ところが、高原はガスの中だった。展望は全く利かない。バスを降りると強風が吹きつける。天気予報は降水確率10パーセントほどだが、標高2000メートルの美ヶ原は甘くないようだ。どうしようか迷うがここで引き返すのはむなしい。

 長野県美ヶ原自然保護センターで「道に迷う恐れはない」「雨具があれば大丈夫」とのことで、とりあえず王が頭までは歩こうということで、雨具をつけて出発する。

 しばらく車道を歩き、左に折れて山道を歩く。マツムシソウが出迎えてくれる。ガスが深いが道ははっきりしている。やがて、美ヶ原高原の最高点の王が頭に達する。ここは標高2034メートルだ。近くにはテレビ塔が林立しているが、ガスが深いので方角がよく分からない。

 この後、どうするか迷うが、山本小屋の方から歩いてきた登山者に出会って勇気づけられ、進むことにした。牧場の柵に沿って進むので迷う心配はない。牛と戯れたり、高山植物を愛でたりしながら歩いていく。風が強く手袋がないのでユリは寒がっていた。

 美しの塔に着く。ここは美ヶ原のシンボルで、ここで鐘を鳴らし、記念写真を撮ることになっているようだ。ここもガスの中だった。この付近から観光客が目立ち、騒々しい雰囲気になってきた。山本小屋から徒歩20分で来れるので仕方ないかもしれない。

 山本小屋で早めの昼食。寒かったのでホットミルクがうれしかった。山菜ソバが800円など値段が高いがこんな場所なので当然だろう。

 昼食を済ませて、山本小屋から美ヶ原高原美術館まで歩く。このときに雨が降り出し、ヨシキがへたばって「もう歩けない」と音を上げる。励ましながら進むが、このときにユリがとても明るく、暗くなりがちなみんなを励ましてくれた。

 美ヶ原高原美術館ではピカソ展が開かれていた。ななちゃんはピカソが好きなので、中に入って鑑賞することにした。高原散策の後で美術鑑賞とは乙なものである。

穂高川のほとりの「早春賦の碑」

碌山美術館

美ヶ原温泉和泉屋にて

王が塔

うつくしの塔

山本小屋にて

美ヶ原高原美術館のピカソ展
 帰りは三城経由のバスで松本に帰る。こちらも1時間半かかった。学生の団体と一緒になり、途中までバスは満員だった。15時半に松本到着。

 松本東急インはバスセンターの隣なので、すぐにチェックイン。3人部屋と1人部屋だが、3人部屋が広かったので嬉しかった。休憩後に駅周辺の散策に出かける。買い物をしたり、駅の構内の改造社書店というところでローカルな本を買い求めたりした。夕食はソバだ。この日もくたびれて21時ごろには眠っていたと思う。 

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