黒岳原生林           〜大分県庄内町〜

               2002年8月10日(土) 黒岳原生林 
                   読書会(ななちゃん・ヨシキ・ユリ)
男池(10:20)→(11:05)かくし水(12:00)→(12:30)男池

 今年の読書会の合宿は黒岳の原生林を散策して、産山村の民宿「太平の上」に泊まることになった。テキストは『古事記』の輪読である。先日は村上一朗さんたちと下見にも出かけた。我が家は親子4人で参加することにしていた。

 ところが、前日になってユリが頭痛を訴えた。九重の法華院温泉山荘に泊まったが、標高1300メートルの世界に寝泊りしたせいだろうか、軽い高山病にかかったようだ。夕食もとらずに寝込んでしまった。どうなることか心配したが、翌朝になると回復して、どうにか家族全員で出発することができた。
                                               

男池で全員集合

8時に甘木を出発して、九重に向かう。九重インターまで高速道路を走り、そのあとは飯田高原を経由して、男池に向かう。途中でやっさんから電話が入り、星座にも5分間だけ立ち寄る。星座には9月に家族でお世話になることにしている。

 9時45分に男池到着。我々が一番乗りだ。止まっている車は少ない。ヨシキとユリは虫捕りに夢中になっている。しばらく待つうちに、村上さんの車、マナブさんの車、モロさんの車が到着する。今日の参加者はマナブさん一家6名、あいちゃん一家4名、村上さん夫妻、タナカさん、モロさん、坂口博さんの大人9名、子供6名だ。

 事前の天気予報がよくなかった。この付近の降水確率は午前30午後90である。今は晴れているがにわか雨の不安はあるようだ。かくし水までは行ってみようということで、全員で出発することになる。

 最初は男池を見学する。その後で黒岳への登山道に入る。みずみずしい黒岳の原生林に、みなさん感動されていた。ミズナラの林のなかの緑のシャワーだ。歩きやすい道で3歳のハルナちゃんは元気に歩いていく。1歳のワタル君は父親にダッコされている。

 かくし水の水は冷たくて気持ちがいい。村上さんたち5名はソババッケを目指すことになり、ファミリーの10名はここで昼食にする。原生林のなかで豊かな昼食時間を過ごした。苔むした岩があるが苔の厚みが違う。久しぶりに山を歩いたななちゃんも感動していた。

 ソババッケ組が帰ってこないので、ファミリー組は往路を引き返す。幼児には滑りやすいところもあるので、ハルナちゃんの手を引いたりしながら歩く。ヨシキやユリにもこんな小さい頃があったのだと感慨に耽りながら歩いていた。

 男池に着いてしばらく休憩していると、ソババッケ組も戻ってこられた。モロさんはもっと先まで行きたかったようだ。今回は幼児を連れているので仕方ないと思う。私は5月にこのコースで平治岳に登っているので、それほど執着はなかった。

 全員集合して、白水鉱泉の炭酸水を味わいに行く。そのあとはやまなみハイウェイを走り抜ける。牧の戸峠付近から天気が悪くなり、阿蘇五岳なども見えないようになった。

 瀬の本高原に達し、産山村に入り、花の温泉館で入浴する。露天風呂もあり、くつろぐことができた。入浴後にモロさんと坂口さんはレストハウスでビールをあおっていた。我々は外のテーブルでのんびりしていた。風が涼しく気持ちよかった。この辺りは標高700メートルほどだ。

 宿でもしばらくゆっくりした。「太平の上」に泊まるのは1982年以来、これで何回目だろうか。10回は越えている。午後5時過ぎからの夕食にはいつものように山菜と漬物がたくさん出た。「太平の上」の電話は0967−25−2267、料金は宿泊が大人6500円、子供5500円、昼食は2800円だ。

 食事をしながら話が弾む。「電車の中で座り込んでカップめんを食べる若者」の原因は学校か家庭か社会かという視点での教育談義もずいぶん盛り上った。2時間はやっていたと思う。

 午後8時から読書会。この読書会は夏目漱石を読むことが多かったが、このところ『古事記』の輪読をやっている。あまぎあさくらには古事記に縁の深いオオナムチ神社や、古事記神話と関係の深い、砥上岳、目配山、までら山がある。私は昨年暮れに奈良を旅して三輪山の麓を歩いたりもしている。大学の卒業論文も記紀風土記だったので、楽しく参加した。今回はイナバノシロウサギの辺りが題材になった。

 読書会は12時ぐらいまでにはお開きになったようだが、子供たちはこの間トランプをしたり、枕投げに興じたりして遊びまわっていた。寝かせつけをしているうちに私も一緒に眠り込んでいたようだ。

 翌朝は6時に目が覚めた。モロさんと坂口さんは早起きしてお話されていた。私はアカネちゃんと散歩に出た。近所の牛さんを見学したり、近くの産山北部小学校まで歩いた。6時半のラジオ体操の時間には子供たちが10人ほど集まっている姿を見た。この後で家族4人で散歩した。小学校のなかを一回りした。店が7時前から開いていて、産山村は朝型の社会なんだと感心した。

 朝食後に支払いを済ませ、我が家は9時には出発した。やまなみハイウェイを走り、小国経由で帰り、甘木に11時に帰着した。 

かくし水

苔むした岩とななちゃん

男池のベンチで休憩

豪華な夕食

漬物のオンパレード

早朝の産山北部小学校

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