一目山・みそこぶし山   〜大分県九重町/熊本県小国町〜

          2002年7月24日(水) 一目山・みそこぶし山 ヨシキ・ユリ
       八丁原(9:50)→みそこぶし山→(11:40)一目山(12:10)→(12:25)八丁原

 夏休みに入って最初の登山。10日前に予定していた法華院宿泊が中止になっているので、九重方面に出かけることにした。吉部または長者原から坊がつるまで往復するか、黒岩山・泉水山縦走か、一目山からの涌蓋山か、どれにしようか迷ったが、涌蓋山に登ることになった。台風が近づいているがこの日までは天気はよさそうだ。

 ユリが「プールに連れて行って欲しい」ということで、山とプールを兼ねたプランを模索したが、涌蓋山の帰りに寄るとしたら杖立温泉のプールが適当だということも分かった。

 ラジオ体操を終えてすぐに朝食、7時20分には家を出る。エブリワンの弁当を買って、甘木から日田までは高速道路を利用する。日田からは小国経由で瀬の本高原に向かう。この道の運転は久しぶりだった。杖立温泉の中も久しぶりに通った。この中はかつてはよく通っていたが、バイパスのトンネルが出来てからは訪れることがなくなっていた。
                                              

八丁原登山口から見る一目山

 八丁原の登山口は九重スキー場のすぐ近くにある。一目山は昨年5月のやまびこキッズクラブ泉水キャンプの際に登っている。このときは大人9名、子供10名が一目山に登った。我が家は日帰りでの参加だったが、キッズクラブは翌日にはげの湯から涌蓋山に登っている。

 湧蓋山には思い出がある。ヨシキが生まれて1ヵ月後の1990年7月23日に登りに来た。村上一朗さんたちとの4人のグループだった。八丁原からみそこぶし山を歩き、涌蓋山に登ったが、下山時に雷雨に遭った。登頂が15時半ということで時間が遅く、ちょうど16時から天候が悪化して、ひどいことになった。湯坪への林道を命からがら駆け下りた。体が冷え切ってとても寒かったことを覚えている。これ以後、湧蓋山には登りに来たことがなかった。

 準備をして出発する。暑いことが予想されるので水分は十分に用意する。時間切れを恐れて一目山はパス。一目山の西の肩を進んでいく。目指す涌蓋山がずいぶん遠くに見える。距離は5キロ離れているが、登る標高差は300メートル程度だ。

 やがて草原の歩きになる。緩い起伏の稜線漫歩だ。鉄柵に沿って歩けばいいので道は分かりやすい。ヨシキもユリも元気に歩くが、ユリが遅れがちだ。ユリは「暑い、暑い」と言っている。30分ほど歩いて後ろを振り返ると、一目山がずいぶん遠くに見える。人間の足の力を改めて感じることが出来る。
 みそこぶし山の近くまで来ると、登山道に10頭ほどの赤牛がいた。「豊後の黒牛、肥後の赤牛」という言葉がある。この一目山から涌蓋山への稜線は熊本県阿蘇郡小国町と大分県玖珠郡九重町の境を歩くルートだ。

 登山道の周囲は草原なので巻くことはできそうに思えるが、牛が草を食べていて散らばっているのでユリが怖がっている。どうしようかしばらく考えていた。トンボがたくさん飛んでいたので、ヨシキとユリはトンボ捕りに夢中になっていた。

 そこへ男女3人組の登山者が現れた。今日会った唯一の登山者だ。平日とはいえ、このコースが静かなコースだというのがよく分かる。この人たちは「牛と目を合わせたらいけないね」と言いながら牛の間をすり抜けていった。

 私も「よし行こう」ということで、進もうとしたが、ユリが怖がって仕方がない。なだめたりしたが表情が硬い。ヨシキは不服そうだが、引き返すことになった。

 一目山の山頂で昼食にする。適度に風も吹いて気持ちいい。我々だけの山頂だ。登れなかった涌蓋山がはるかに見える。九重や筋湯方面の展望もいい。のどかな時間を味わうことが出来た。
 下山後に杖立温泉に寄った。「ひぜんや」には「ゆうわくわくらんど」というレジャー施設がある。温泉、プール、ボーリング、遊戯場などの総合施設だ。プールは大人500円、子供300円だ。ウォータースライダーもあり、楽しい水遊びの時間を過ごした。

 杖立温泉で車を降りたときにとても暑かった。ユリは登山の際に「暑い、暑い」と言っていたが、九重は涼しかったということがこの時に分かったようだ。

 杖立温泉は山間の温泉だ。プールの中から山や渓谷を見ることが出来る。中に入り込んだのは初めてのような気がする。野口雨情の記念碑もあるようだ。ホームページを見ると、「千と千尋の神隠し」の町のイメージだと触れ込んでいる。

 夏休みに入っての最初のファミリー登山は失敗に終わった。前回の釈迦院の石段の挫折といい、残念だ。こういう不全感は精神衛生上よくない。これは私の作戦ミスだ。真夏に長い距離のコースを歩こうとしたことはまずかった。成就感を味わうという視点では、吉部または長者原から坊がつるまで往復するか、黒岩山・泉水山縦走か、そちらの方がよかったと思う。

 ゆりが手紙を書いてくれた。この頃の年齢の女の子は友人や親とよく手紙のやり取りをしている。

みそこぶし山への登山道

一目山頂

一目山頂で食事

一目山から見た涌蓋山
おとうさんへ。

今日は楽しかったです。でも、わいたさんに登れず、とてもざんねんでした。牛がとてもこわかったです。でも、一目山には登れたし、プールで泳げたのでよかったね。
今日のことで思ったこと。
また、春くらいにわいたさんに登ろうと思った。今日は暑かった。(甘木とくじゅうではちがう)

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