古処山・屏山        〜福岡県甘木市/嘉穂町〜

              2002年6月8日(土) 古処山・屏山  ヨシキ
秋月登山口(9:55)→5合目駐車場→牛岩→三角杉→水舟→(11:30)古処山(11:40)→(12:20)屏山(13:00) →(13:30)古処山(13:40)→(14:50)秋月登山口

 ヨシキが6月12日に12歳の誕生日を迎えるということで、誕生記念登山をすることにした。できれば古処山地の縦走をやりたかった。秋月から古処山に登り、馬見山まで歩き、小石原に降りるコースである。ただ、このところ猛暑が続いていた。6月上旬なのに35度まで気温が上がり、この日も晴天だが暑くなるという予報だ。古処山は水があるが、縦走路はかなり暑いのではないかと予想された。それで、古処山に登り、屏山を往復するというプランを立てた。ヨシキは6歳のときに古処山に登頂しているが、これまで屏山には行ったことがなかった。

 ユリは今日は小学校の親子レクリェーションということで、ケーキ作りをすることになっていた。ななちゃんとユリはそちらに出かけた。

 登山靴などの準備をして出発する。中村屋のおにぎりとお寿司を買い、秋月のセブンイレブンで飲み物とおやつを買う。1年ぶりに古処山の登山口に向かう。かつてよく登った古処山だが、近年ではあまり登らなくなっている。地元の山なのでもっと大切にしたいと思う。

 登山口にはたくさんの車が駐車していた。天気がいいので登山者も多いようだ。ヨシキは靴下を履き、登山靴の紐を締める。身づくろいがすむといよいよ出発。暑そうなので水分は十分に用意する。
 沢沿いの道を進んでいく。水があるので涼感があり、気持ちはいい。ヨシキが昨年夏に小学校のキャンプで泊まった秋月キャンプ村を左に見て登っていく。小さな沢を何度も横切る。多くの登山者とすれ違ったり、抜きつ抜かれつしながら歩く。時折涼しい風も吹いてきて、天然クーラーのようなすがすがしさも味わいながら登っていった。

 中腹の駐車場を過ぎ、牛岩を通り過ぎる頃から急傾斜になり、息が切れるようになってきた。ヨシキは私の後ろからついて来る。淡々とした歩きだ。きつい様子もないし、体力が付いてきたようだ。ヨシキはユリと一緒に登ると遊んで遅れがちになるが、私と二人だと気合が入る傾向がある。

 三角杉から水舟までがきつい登りだ。日頃の運動不足を痛感する。体力養成の必要性を実感した。古処山への半日登山はできるだけやりたいものだ。
                                              

古処山にて

 水舟の先に花田比露思の歌碑の案内板があるが、これが立派に建てかえられていた。

   ひとの世の栄枯盛衰を見放けつつ古処の峯はやおのれ寂けし

 花田比露思は1882年3月11日、福岡県朝倉郡生。歌人。本名・花田大五郎。京都帝大法科卒。「根岸短歌会」をへて大正4年、歌誌「あけび」創刊主宰。大分大学学長。1967年7月26日没。〈著書〉歌集『さんげ』(大10)歌論集『歌に就ての考察』(大13)などがあるとのこと。大分県の日出中学校の校歌を作詞している。

 古処山の山頂直下で、甘木のふっくんに出会った。仕事の合い間の2時間で登られているとのこと。ふっくんと私は1990年4月3日に古処山頂で偶然知り合っている。その後、お付き合いするようなったが、ヨシキは小さい頃はふっくんのことを「山のおじさん」と呼んだりしていた。私がふっくんと二人で山に行こうとすると「僕も山に行く」と泣き叫んだりしたこともある。
 ふっくんとヨシキは久しぶりの対面だったが、「ヨシキ君はたくましく、ダンディになりましたね」とふっくんは後でおっしゃっていた。

 ふっくんは最近登山のホームページを開設されている。「山が好き、自然が好き、カメラが好き」というページだ。同じ甘木在住ということもあり、互いに励ましあって素敵なページを作り上げていきたいものだ。

 古処山頂は賑やかだった。水を飲んですぐに屏山に向かう。私自身このコースを歩くのは2000年3月26日に福岡山の会で古処山・馬見山の縦走を行って以来、2年ぶりのことだ。
 古処山から屏山まで1.7キロの行程だ。まず300メートルほど岩や木の根にすがりながら降下する。岩や樹木が苔むしていて風情のあるコースだ。奥の院の分岐から下り、水舟方面への分岐を過ぎると上りになる。1.2キロの登りだが道は整備されている。屏山(927m)は古処山(860m)より標高が高いので、この登りは意外にきつい。「再会の木」の立て札がある。筑紫ヶ丘高校山岳部が架けたものらしい。

屏山の山頂には誰もいなかった。縦走路では何人かの登山者とすれ違ったのに、なぜだろうか。ベンチも設置されていたので、ヨシキと二人で占領してのんびり食事にする。ここからは嘉穂町側の展望がいい。蛤岳のしげさんから電話が入るが、電波の具合があまりよくない。

 古処山に引き返そうと歩き出すと、ヨシキが蛇を見つけた。1メートルほどはある蛇で木の枝にぶら下がっていた。

 再び登った古処山で休憩して、下山にかかる。八丁越方面に周遊する予定だっが、屏山に登って疲れているので、往路を引き返すことにする。滑らないように慎重に降りた。午後から登ってくる人も何人か出会った。だんご庵でソーメンなどを味わう計画もパスして下山後はすぐに帰宅した。往復9キロの長い歩きでヨシキも私もくたびれていた。 

屏山にて

古処山9合目の花田比露思歌碑の案内板

ホタル見物の子供たち
 この日の夜はホタル見物をしようということで、さとちちさん親子に福岡市からわざわざお越しいただいた。西鉄甘木駅に迎えに行き、そのまま馬見食堂へ。ここで楽しい夕食会。ホルモン、野菜炒め、ポテトフライ、豆腐、たこ焼き、ソーメン、ざるそばなどを味わう。さとちちさんが生ビールをジョッキ3杯しか飲まれなかったので意外に思った。昨年一緒にホタル見物を楽しんだコジロウさんとしげさんからメールをいただいた。

 ファミリー登山についての話も弾んだが、夕暮れが迫ってきたのでホタル見物に出かけることにした。するとそこにNRBさんが現れた。さとちちさんがNRBさんの掲示板などでこのホタル会のことを宣伝してくださっていたので、わざわざ来てくださったようだ。

 最初に楢原に向かう。ここには8日前と6日前にも来ているが、前の2回と打って変わってホタルが全然いない。私はうろたえてしまった。

 暗くなってきて、ユリが一匹のホタルを捕まえた。目を凝らしてみると何匹かのホタルが「ほのかに打ち光りながら」飛んでいる。元気が感じられない。ホタルの季節は終焉を迎えているようだ。甘木のふっくんからこの辺りのホタルは6月3日、4日ぐらいがピークだったらしいという情報を得ていたが、ホタルがこれほど急速にいなくなるとは私も思っていなかった。

 長谷山の道路沿いに行ってみると、こちらは路上に車が数えられないほど止まっている。人も多い。ここではたくさんのホタルを見ることが出来た。人が近づけずに動物園のようになっているので生息期間が長いのかもしれない。ただ交通量が多く、車のライトのために落ち着いてホタルを味わうことはできなかった。

 今年は6月上旬がとても暑く、そのためにホタルの季節が例年よりも早くやってきて、早く終わりつつあるようだ。ホタル見物の予定というのは事前には立てない方がいいようにも思った。

 ホタルには今一歩恵まれなかったが、ヨシキ・ユリとさとみちゃんが仲良く過ごすことが出来たのでよかった。子供たちははしゃぎまわっていた。またキャンプなどをして楽しみたいと思った。

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