英彦山           〜福岡県田川郡添田町〜

           2001年10月7日(日) 英彦山 ヨシキ・ユリ
豊前坊(9:45)→(10:55)北岳(11:05)→(11:30)英彦山中岳(12:40)→バードライン→キャンプ場(14:30)→九州自然歩道→(15:10)豊前坊

 ヨシキは英彦山が好きでこれまでに2回登っている。鎖などの適度のスリルが快感らしい。ヨシキがおどかすので、ユリは怖がってなかなか英彦山に行くと言わなかったが、今年になって「10月8日の誕生日に登る」と言い始めた。そしてとうとうその日がやってきた。3連休の中日で天気も快晴。絶好の登山日和である。

 8時に出発する。中村屋のおにぎりを買い、秋月のセブンイレブンでおやつを買って、江川ダムを通って英彦山に向かう。小石原では民陶祭があっていた。帰りは混雑しそうなので回り道の必要があるようだ。

 別所の駐車場を経て、豊前坊に9時半到着。登山の準備をする。久しぶりに登山靴を履くが、ヨシキの靴が小さくなっていた。困ったことになった。なんとか入ったが、ヨシキは靴下を履かなかった。靴下は無理しても履いたほうがいいと説得したが、ヨシキは言うことを聞かず裸足のままで登山靴を履いて歩き出すことになった。
                                              

北岳山頂にて
 いきなり急登だが、ヨシキもユリも元気だ。私のほうが息が切れていた。「おとうさん、大丈夫ね」と子供に笑われながら登る。鎖場も木の根っこをつかむようなところもユリは怖がらずにどんどん登る。事前の不安は全く取り越し苦労だった。ヨシキも日記に「妹が登れるだろうか心配だったが、ちゃんと登ったので嬉しかった」と書いている。

 北岳で休憩。ここからは難しい登りはない。中岳に着くと人が多い。ひなたは暑いがひかげは寒い。適当なところに場所を取って昼食にする。しばらくのんびりと過ごした。写真を撮ったり、メールを送ったりした。

 今日はミラさん御夫妻の案内で雲仙の九千部岳に百名山さんと亜紀さんが行かれていた。山頂どうしでメールのやり取りもした。後で電話もかかってきたが、こちらが下山途中なので聞き取りにくかった。
 小さい靴を裸足ではいたヨシキが足が痛いという。見ると豆がつぶれている。どうしようか考えて時間短縮のためにバードラインを降りることにした。最初は正面登山道を降りる。途中から右に折れるが、石の多い歩きにくい道だ。バードラインの分岐から右に折れてトラバース気味の道を歩く。静かな風情のあるコースだ。やがてキャンプ場から九州自然歩道に出て、出発地の豊前坊にたどり着いた。ヨシキの足が痛いのでいたわりながら歩いたが、「荷物を持とうか」というとヨシキは「荷物は関係ない」といって頑張って荷物を担いで歩いていた。さすがに5年生だと感心していた。

 歩きながら、「将来何になりたいか」という話をする。ユリは「ジャスコの店員さんになってレジを打つ」と現実的なことを言うが、ヨシキは「山賊になる」と言う。「山に来た人を脅して、おにぎりをもらって生活する」と言っている。「英彦山の鎖場の上にいて、おにぎりをくれたら通してやる。くれなかったら鎖を切る。」などと楽しそうに話している。無邪気というか、何と言うか。楽しいやつだ。

 英彦山青年の家の前の九州自然歩道沿いに種田山頭火の句碑があった。「すべってころんで山がひっそり」というもの。きれいな句碑だった。平成12年に田川農林高校が建立している。8月に霧島に行ったときにえびの市でも山頭火の句碑にお目にかかっているが、英彦山にも来ているのかと感慨に耽っていた。句碑の説明によると山頭火は昭和4年11月に英彦山に来ているとのこと。

 時間が遅くなったので今回は英彦山温泉しゃくなげ荘を断念。混雑が予想される小石原を避けて、添田町から山田市を経て、八丁越で帰った。山田市を通ることは滅多にない。のどかな田園風景の中のドライブで楽しかった。

 この前日の6日に田主丸町で開かれていたオカリナ展に行った。福岡山の会のクマさんのご主人がやられているということで仕事の合い間に一人で出かけた。静かなたたずまいの落ち着いた空間だった。オカリナが1個1万円と聞いて目を白黒させていた。鷹取山のふもとにこんなところがあるなんて、驚いていた。

 8日はユリの誕生日。ヨシキとユリが話題の映画の「千と千尋の神隠し」を観たいというので、筑紫野東急シネマに連れて行った。二人とも食い入るように見ていた。英彦山の翌日で体は疲れていたが、映画は面白かった。私自身観に行ってよかったと思った。映画館には時々出かけたいと思う。

 夜はユリの誕生日パーティ。ケーキを食べるときにユリが行方不明になり、怪訝に思ったヨシキが探しに行ったところ、ふとんの中でいじけていた。面白いやつだと思う。多様な顔を持っている。 この兄弟は見ていて確かに面白い。
  

英彦山中岳の山頂

バードラインで休憩

青年の家の裏の種田山頭火句碑

ユリが登山前に描いていた絵



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