古処山           〜福岡県甘木市〜

             二〇〇〇年一月二二日(土) 古処山 ヨシキ・ユリ
秋月登山口(10:00)→中腹駐車場→三角杉(11:50)→(12:20)中腹駐車場(13:05)→(13:55)秋月登山口

 一月二九日が立石小学校のマラソン大会なので、この時期にはヨシキ・ユリと朝からマラソンの練習を兼ねた散歩をしていた。立石小学校のグラウンドを走るぐらいだが、寒い日には水たまりに張った氷を割って楽しんだりもしていた。私がインフルエンザにかかり、三日間も寝込んだ。病気で仕事を一日以上休んだのは五年ぶり、二日間も休んだのは一〇年ぶりである。健康の有り難さをつくづくと感じた。

 この日はヨシキとユリを伴って古処山に出かけた。雪が見れるのではないかという期待で出かけたが、予想外の積雪で苦労した。ヨシキとユリにとっては初めての本格的な雪の中の登山になった。帽子や手袋を身に付け、私のステッキを二人で一本ずつ持って楽しく登っていった。雪合戦をしたり、雪だるまを作って遊ぶので、なかなか進まない。楽しそうなので叱らないことにする。登り初めて二時間近くになり、午後から天気が崩れるかもしれないという不安もあったので、登頂はあきらめて下山することにした。
 中腹の駐車場でラーメンを作って食べ、くつろいだ後ゆっくり下山した。下りでユリが尻餅をついたりしていた。
 下山後にヨシキとお風呂に入った。体が凍えていたので極楽気分を味わった。夜は吉井町のチャンプに行ってカラオケを歌った。
 ヨシキが宿題の日記に古処山のことを書いていたので引用する。
「雪の中のと山」
 今日「古処山」と言う山に登りました。おとうさんといもうととぼくで行きました。はじめ、ぼくといもうとは、雪がつもっていたのではじめっからあそんでいました。小さな28センチメートルぐらいの雪だるまを7こもつくりました。雪がつもっていたり、つるつるすべるところもあったりしました。でもとちゅうで「帰ろう」とお父さんがいったから、と中でごはんをたべて帰りました。そして帰っておふろに入ったら寒かったし、よごれていたりしていたのできもちがよかったです。雪がきれいでした。

 しばらく山に行くことが出来ずに、このところ色々なことに身が入らなかった。この登山で調子を取り戻すことが出来た。無理をしても山に行く時間を作り出すことは必要である。

 運動不足になっている理由の一つは、昨年八月に引っ越したが、この頓田の地に適当な散歩コースがないということだ。私がまだ見つけていないだけかも知れないが、そのためにかつては年間百回は行っていた「早朝散歩」ができていない。車にひかれる恐怖感を味わうことなく、犬に吠えられる不快感を味わうことなく、二〇分から六〇分ほど歩いてみたいが、まだ適当なコースを見いだしていない。あの甘木の中心地から大己貴神社まで往復する五〇分間の散歩コースは本当に良かった。

 海鳥社から出版する『近郊の山ある記』の校正の原稿を送付した。原稿の方はこれでOKのようだが、悩みの種は写真である。一月二五日にハラダさんから電話があり、私が撮ったリバーサルの写真がほとんどダメなので撮り直して欲しいということ。かなりの衝撃を受け、ふっくんに相談したりしたが、リバーサル写真の場合は全自動カメラでは無理だと判断して、カメラのキタムラで「ママの瞳の一眼レフ」の「ミノルタα−Sweet」を購入した。勇気を奮った決断だった。この前後に月刊誌の『日本カメラ』や写真のガイドブックを入手して読みふけっている。私が「山岳写真家」の仲間入りができるかどうかはこれからの課題である。

 とにかくこれから頑張って短期間で山岳写真を撮らなければならない。週末の天気が気になるところである。 


          二〇〇〇年二月一二日(土) 古処山 ヨシキ
      秋月登山口(8:30)→(10:05)古処山(10:40)→(12:05)秋月登山口

 ユリの体調が今一歩だったので、ヨシキと二人で古処山に登ることにした。朝起きたら車が凍っていた。昼間は気温が上がるらしいが、早朝は寒かった。エブリワンで弁当とおやつを買い、八時二〇分に登山口の駐車場に着く。車が二台止まっている。登山靴を履いたり、ザックの整理などをして出発する。

 最初ヨシキはきつそうにしている。私のザックにカメラ機材などを入れているので、ヨシキに水筒を二つ持たせたが、これが重かったようだ。途中で一つ私の方で持つことにした。その後は調子が出てきて、ヨシキは元気よく登っていった。むしろ「カメラの登山」の私の方がきつくてゼイゼイ言っていた。所々雪も残っていた。登山道が凍結したり、ぬかるんでいるところも多かった。滑らないように用心しながら登った。登山靴の効果があった。上りで年輩の男性に会った。「私は古処山に九七〇回登っています」とおっしゃっていた。この人にはずいぶん前にもお会いしたような記憶がある。

 結局、九五分で登ることができた。一昨年一二月、昨年六月にヨシキ・ユリと古処山に登頂しているが、その時は一二〇分かかっている。私の標準タイムは九〇分だ。小学校三年生のヨシキは大人のペースで古処山に登ることができるようになった。立派に成長してくれた。

 頂上には雪はなかった。写真を撮ったり、飲み物をわかして飲んだりして、しばらくゆっくり過ごした。由幾は一人で頂上付近の探検に出かけていた。時間が早くお腹がすかなかったので、昼食は取らずに下山することにした。

 下りは滑りやすいので、上り以上に注意してゆっくりと降りた。今日の古処山は天気に恵まれたこともあり、登山者が多かった。ただ子供には会わなかった。様々な年代の夫婦や恋人のような人たちが多かった。ヨシキは「何年生ね?」「偉いね」と声をかけられていた。

 古処山登山に三週間前に失敗していたので不安があったが、登頂することができたので嬉しかった。今回の目的は古処山の頂上付近の写真撮影だが、それもほぼ達することができた。ツゲの木も写すことができた。

 古処山の遠景はぼやーっとした感じだったので撮らなかった。午後に久留米市草野町から発心山の遠景写真を撮ろうとしたが、これもぼやーっとした感じでダメだった。

 ヨシキが宿題の日記に古処山のことを書いていたので引用する。
「古しょ山」
 今日おとうさんが山の会で、かいちょうしゃから山の本を出せとたのまれたので、カメラをもって、古しょ山に写真をとりにいきました。はじめはちょっとちょうしがわるくて、おそかったけど、あとからちょうしが出てきて、速くなりました。ちょう上につく前に、「山ってこんなに楽しいんだなあ」と思って歩きました。ちょう上にやっとついたら、いつもは120分でつくのに95分でついていました。「ちょう上につくまでにいろいろ写真をとったから本にちゃんとのれるかなあ」と思います。ぼくが本にのるかもしれません。のったらうれしいです。



           二〇〇〇年七月一六日(日) 古処山 ヨシキ・ユリ
秋月登山口(8:40)→中腹駐車場(9:40)→林道→だんご庵(11:30)→(12:00)秋月登山口

 ヨシキ・ユリと古処山に登ろうとしたが、中腹の駐車場まで時間がかかったので、林道を下ることにした。だんご庵でラムネを飲んだり、ソーメンやだんごを食べたりして休憩した。

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